伸びる学校[063] 村田学園小石川女子中学校

☆本日(2009年12月5日)、村田学園小石川女子中学校の説明会があった。かつての同僚も説明会に足を運んでおり、これから期待したい学校であるという話も聞きながら参加できた。

☆ほっと安心できるホスピタリティのある説明会。ここにも目立たないけれど小さな野のすみれが咲いているなぁと素直に感じた。

☆小石川女子の目標は「サイエンスレディ」を育てること。だから「論理的思考」の育成の特別なプログラムを1つの柱にしている。そういうと物事を客観視する冷たさを感じるかもしれないが、実はそうではない。

☆科学的思考をノーベル賞受賞者のモノの見方に重ねて説明されているときに、あっと気づいたことがある。それは、科学は、「なぜだろう~」という問いかけから始まるという言葉の中にある。実はこの問いかけは、他者や物事に心が開かれていないと生まれてこないのである。

» 続きを読む

|

私学市場の意義[07]

私学市場の意義[06]のつづき。

☆「中学受験と私学中等教育11月号(2009年11月15日)・編集発行(株)森上教育研究所」で、白梅学園清修中学校の戸塚丈夫先生の数学実践のケースが紹介されている。

☆Z会マスターコース講師の石田浩一氏のセミナー報告レポートであるから、おそらく戸塚先生が、セミナーで発表されるように依頼されたのだろう。

☆発表された内容は、各学年で年間通じて探求されるテーマ学習のうち中2の「未来予測プログラム」。身の回り・世の中の出来事についてデータを収集し、分析し、さらに未来を予測するとどうなるかについてグループで探求して発表するプログラムだ。

☆人口問題、地球温暖化の問題、自動車生産台数、携帯電話の生産など、それぞれ関連データを調べ、そのデータの意味や未来はどのようになるのか予測した例が紹介されたようだ。

» 続きを読む

|

私学市場の意義[06]

私学市場の意義[05]のつづき。

☆「中学受験と私学中等教育11月号(2009年11月15日)・編集発行(株)森上教育研究所」には、「09年春早慶上智実績と予想偏差値」の相関グラフと、「09年春MARCH実績と予想偏差値」の相関グラフが掲載されている。

☆これによると、早慶上智の実績と中学受験時の偏差値は相関があるが、MARCH実績と偏差値の相関はそれほどないという結果になっている。

» 続きを読む

|

一日一言 新渡戸稲造【003】

一日一言 新渡戸稲造【002】のつづき。

☆12月4日 心配事

心配事をためておくことは、食いだめと同じで何の役にも立たない。ただ、食事は時間を決めて、あらかじめ注文することができるが、世の中のことは予想通りにはいかないので、これまでの心配は無益なものとなる。平素から胃腸を丈夫にしておくことが重要であるように、日頃からものの判断力を養っておけば、何かあったときにとまどうことはない。

☆新渡戸稲造は、さらりと書いているけれど、この判断力がそう簡単に身につけば苦労はしない。

☆だいたい判断力とはそもそも何なのか?選択に迫られたときに、自己の自由意志に基づいて決断することだと仮にしたとしても、そもそも選択肢そのものが最適のグル―ピングなのだろうか。

» 続きを読む

|

一日一言 新渡戸稲造【002】

一日一言 新渡戸稲造【001】のつづき。

☆12月3日 怒りの向けどころ

怒らなければならない人に怒るのは当然だが、その怒りを罪もない人に向けるのは、おろかなことである。だが、役所や店などで争いごとを起こし、その怒りを我が家に持ち込んで、何も知らない家族にあたり散らすようなことは、この世の中に少なくない。

☆怒ってはいけないとか怒ることは悪であるということでもあろうが、そのような道徳的な戒めととらえるのではなく、怒りの感情の怖さとは何かということを考える言葉ではないか。

» 続きを読む

|

私学市場の意義[05]

私学市場の意義[04]のつづき。

☆昨日12月2日、成田空港で2つの私立中高一貫校がすれ違った。片方は帰国。もう片方は出国。前者は白梅学園清修の高校1年生。後者はかえつ有明の高校2年生である。

☆白梅学園清修はオーストリア→スイス→ストラスブール・パリへと旅をしてきたし、かえつ有明はイギリスそしてパリへ旅立った。

☆両校とも学年全員でというのである。海外研修や修学旅行は多くの私立学校で行っているから、これも立派な私学市場の一部を形成している。

» 続きを読む

|

学力格差は「きずな」差であるコトとは?

☆日経新聞(2009年11月30日)の教育ページで、志水宏吉大阪大学教授が、これ...

» 続きを読む

|

仕分けで英語ノート配布廃止 公立教師の反応

☆読売新聞(2009年11月30日)によると、「小学校英語の必修化を前に文部科学省が無償配布している補助教材「英語ノート」の予算が、政府の「事業仕分け」で廃止になり、全国から困惑の声が殺到している」という。

☆デジタル化でネット配信できるから不要というのも、わからないわけではないが、あまりに合理的。教材は、生徒の学びの状況によって制作されるから、ネット配信しても有効ではないだろう。

☆だから、そもそも教科書に依存しなければならない一部公立教師の反応も、よろしくない。

☆それにそもそもなぜ小学校から英語なのかという政府の発想も、もう決まったことだからというのではなく、友愛社会にあって、多言語を学ぶのは当然なのに、論理が脆弱すぎる。

» 続きを読む

|

一日一言 新渡戸稲造【001】

☆新渡戸稲造は、近代日本の光の部分を拓いた国際人であり、≪私学人≫であった。新渡戸稲造のその思想は、世界大戦を止めることはできなかった。しかし、戦後その近代国家の闇を払拭する大きな思想として継承された。

☆しかし、それは2006年の教育基本法改正に向けて徐々に失われた。その過程の中で、台頭したのが価値観の軽視により自分の興味と関心のあることにしか反応を示さない消費者の出現。ポストモダニズムの氾濫といわれているが、2008年秋のリーマンショック以来、その無意識のゴースト化に抗う思想や政治が再び生まれている。

☆オバマ政権や鳩山政権を支える思想は、果たしてその流れにあるのだろうか。歴史はそう簡単ではあるまい。だが、新渡戸稲造や内村鑑三の思想は今もなお生きている。それは特に私立中高一貫校の存在意義として生きているはずだ。

☆もちろん、それを自らに背負っているのはすべての私立中高一貫校ではない。しかし、その精神をなんとか継承しようとしているところもあるのも否めない。

» 続きを読む

|

私学市場の意義[04]

私学市場の意義[03]のつづき。

☆世界は、世界共和国に向かっている可能性がある。

☆EUは、予想以上に高校生からユーロ・スカラーというイベントを開催し、EUのアイデンティティを着々と形成している。

☆また、ベルギーやルクセンブルグ、フランス、ドイツなどEUの機能を分散させることにより、建物の生産、雇用創出、会議を各地を回遊することで大量移動、会議に合わせてコンサートやセミナーなどを開催し、消費を創出している。

» 続きを読む

|

«私学市場の意義[03]