« キャラ化するニッポンを読解する[02] | トップページ | キャラ化するニッポンを読解する[04] »

キャラ化するニッポンを読解する[03]

キャラ化するニッポンを読解する[02]のつづきです。今の時期(というかこれから)、軽井沢は寒いです。電気ストーブとホットカーペットだけでは、生活しにくいですね。ヒーターは必須です。それはともかく、やはり紅葉は美しい。碓氷峠を登る前までは、今年はまだまだ緑緑しているのですが、さすがに朝起きると10度以下(昼間でも15度以下かも)の軽井沢では紅葉がはじまっています。Dsc03559_2

★なぜ「キャラ化」現象と軽井沢が関係あるのか?と言われそうですね。それは1888年にさかのぼります。今から119年前、英国人宣教師A.C.ショーが軽沢に第一号別荘を建てたのですが、それ以来軽井沢は、日本の政財界・文化人の別邸が建ちなびました。

★彼らの子弟は私立学校に通いましたし、私立学校創設にかかわった新渡戸稲造、内村鑑三もここで思想を広めました。ですから私立学校の別荘も多いんですね。この辺の事情は、「ホンマノオト≪未来を創る学校2005≫を振り返る(15)以降」を参照いただければ幸いです。

★ともかく、そういうわけですから、軽井沢は「キャラ化」現象が遅れてくる、あるいはこないかもしれません。もっとも西武系が経営している軽井沢・ショッピングセンターは高大なアウトレットで、ブランドキャラをがんがん売っています。夏休みの軽井沢リゾート地の渋滞を招いていますね。それにIT長者も星野リゾートエリアに続々集まっているとか。

★星野さんとか堤さんとかいう有名人は、A.C.ショーとは対極のプロテスタンティズム資本主義をイメージさせます。しかし、「キャラ化」現象は抑えるのかもしれません。「キャラ化」現象を生んでいるスーパーリッチを集客するには、それとは差異化されたカルチャーを用意するということでしょうか。

★都市と軽井沢の差異。これもまた実際には「キャラ」差異に過ぎない。しかし、軽井沢族という、そういう時代の流れにまったく関係ないグループも存在しています。彼らはある意味A.C.ショーの精神を継承しているといえるかもしれませんね。

★ショーは香蘭や立教大学創設にもかかわっています。日本にミッション系の私立学校のしくみを導いた宣教師なんですね。都市で生活していると「キャラ化」現象一色のように見えるのですが、そんなことはないのですね。それがまだまだはっきり見えるのが軽井沢です。少し時代の流れから遅れているから、いやもしかしたら、ここで時代の先を計算している人たちがいるからなのかもしれませんが。[本間 勇人 Gate of Honma Note

|

« キャラ化するニッポンを読解する[02] | トップページ | キャラ化するニッポンを読解する[04] »

文化・芸術」カテゴリの記事