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教師の質[02]~共立女子

教師の質[01]~共立女子のつづきです。この冬、共立女子は、ある宣言文をだしました。それは、来年度からさらに少人数制授業と習熟度授業を充実させるという内容です。そしてもう一つ、重要な宣言文を。

平成21年度から募集人数を360名から320名に変更します。

(1)定員320名・40名以下学級8クラス編成体制に移行します。この体制は年次的に実施します。

(2)基本的な教育指導体制としては

(a)基幹教科を中心として少人数制の授業体制を確立し、生徒の基礎力の増進を徹底化します。

(b)習熟度別授業の体制をより有効にし、生徒の学力を伸長させます。

☆いよいよ大学進学実績を出す方向に舵取りをするのかとお思いでしょうが、この宣言文だけを読むとそう思うかもしれません。もちろん、そうではありません。だいたい、この少子化で生徒が集まらないと困っている学校がたくさんあるのに、わざわざ募集定員を減らすのです。こんな覚悟ができるのは、よほど改革的で戦略的な教師がいるのでしょう。

☆それはともあれ、共立女子は、読書、美術、音楽、体育、部活、イベント、論文といったリベラルアーツがベースになっています。この前提があってはじめて知識の発展を行おうというのでしょう。

☆教養と専門的知識の充実と統合は、この混沌とした世の中を、女性がサバイブしていくには欠かせない要件です。結果的に大学実績は伸張するでしょうが、大学受験を突き抜けた学びをいよいよ実行するというのがねらいでしょう。

☆さて、「習熟度」とはどういう基準で分けるのでしょうか?それについてはまだヒアリングをしていません。今度聞いてみたいと思いますが、予想はつきます。要素還元主義の学習観ではなく、関係総体主義の学習観を基本としているのが共立女子です。したがって、1989年以降の学びのグローバリゼーションは、当然射程に入っているでしょう。

☆世界標準を超える共立女子独自のモノサシで「習熟度」を分けることになると予想します。そしてそのような考え方の教師がたくさんいるというのが共立女子の高い教師の質を担保しているのだと思います。

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