白梅学園清修の挑戦 世界標準を超える授業
★OECD/PISAの2006年度調査の結果が公表されました。日本全体ではすべてのリテラシーにおいて国際ランキングは転落してしまいました。前回と今回の結果をうけて文科省は教育改革にのりだすのですが、どうもうまくことが運ばないようようです。
★白梅学園清修は、開設当初から、世界標準を超える教育の質と方法を確立し、入学してくる生徒たちが将来社会で貢献し、世界の舞台で活躍できる柔軟な知性と寛容さを養うことを目標にしてきました。同時に世界標準から離脱しそうな日本の教育の新モデルとして清修の教育自体が役立てれればという熱い先生方の思いもあります。
★清修の生徒たちと教育をつくることが、社会や世界の教育に役立つという願いですね。これは名門校としての私立学校の気概そのものです。柴田教頭先生は、「教育の重要な要素に評価があります。生徒の能力をきめつけるのではなく、さらに伸ばす・引き出す評価が重要です。しかし、そのような評価の基準について、日本ではまだそれほど具体的に議論が進んでいないですね。それに、その基準は世界標準のものでなくては困ります。スポーツでも芸術でも世界ルールを知っていないと困るのと同じです」と考えています。
★したがって、清修の先生方は、世界標準のモノサシについて、いつも独自に勉強会を開いています。今回もPISAの発表がある直前に、数学の戸塚先生と国際教育研究家の岡部さんがミーティングをしました。世界標準のモノサシを確認したうえで、「世界標準を超える授業を見える化することはいかにして可能か」がテーマだったようです。
★なぜ見える化が必要なのか?戸塚先生は「評価は教師の武器ではないのです。生徒1人ひとりが自分で自分を鏡にうつして身を整えるように、知性や感性も自ら評価して自ら成長するきっかけを見つけられるようになるのが望ましいのです。評価のエンパワーメントですね。それには見える化して世界標準の評価の方法を共有する必要があるのです」と。
★生徒1人ひとりとの対話を大切にする一方、独自の勉強も欠かさない。白梅学園清修の教師は、日本の理想的教師像なのではないでしょうか。
[本間 勇人 Gate of Honma Note ]
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