東大のブランド戦略プロセス
☆国際教育研究家岡部憲治さんが、「東京大学 アクションプラン 。。。ブランド戦略の妙」というコラムで、東大のブランド戦略について語っています。これは私立学校も公立学校も参考になるかもしれませんね。
☆この戦略は、小宮山総長が就任して以来構想及び実行してきた中長期計画の1つの総決算でしょう。130周年記念行事の一つでもあるのでしょうが。それにしても、130年前、加藤弘之が初代総理になってから、ダーヴィニズムで、「富国強兵」「殖産興業」「優勝劣敗」(今でいう「勝ち組・負け組」)路線を驀進してきた東大。一方で、おもしろいことに、これに学内で対峙した「私学の系譜」に位置する南原繁、矢内原忠雄、石川角次郎の思想の存在。
☆日本のオールド・モダンもポスト・モダンももう一つのモダンもすべての源泉になっている学問の拠点についてどんなことがまとめられているのでしょうか。文化としての東大という視点でおもしろいと思います。もっとも目次だけからでは、影の部分はあまり書かれていないようですね。安藤忠雄さんや茂木健一郎さん、カリ・オラビ・ライビオ(ヘルシンキ大学 学長)さんなどが登場しているのは、なるほどブランド戦略の妙というわけでしょうか^^)。
☆とにもかくにも、たしかに転機の東大なのでしょう。この転機を追った(断片にすぎませんが)レポートを昔書いたことがあります。参考になるかもしれないので、次にリンクしておきます。
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