首都圏 中学受験 2008 [02]
☆1月9日湘南白百合の帰国生入試が始まっているように、首都圏全体では帰国生入試がすでに始まっています。すべての募集の締め切りが終わっているわけでもないし、データが完全に公表されているわけでもないので、まだ1月9日現在の倍率速報データ段階のものですが、募集人数の多い順に20校並べてみましょう。
洗足学園
攻玉社
頌栄女子学院
実践女子学園
渋谷教育学園幕張
聖光学院
大妻中野
大妻
学習院
学習院女子
共立女子
立教池袋
江戸川女子
白百合学園
東京女学館
湘南白百合学園
逗子開成
横浜女学院
高輪
三輪田学園
☆渋谷教育渋谷は、まだ募集人数が公開されていませんが、おそらく洗足学園とトップを競い合うでしょう。このリストは例年とそれほど変わっていないように見えますが、実践女子と大妻中野、高輪、三輪田が帰国生募集に力を入れ始めています。昨年のデータといずれ比較しますので、そのときにもっとはっきりします。大妻中野や高輪は現状ではトラディショナルスクールに分類していますが、クオリティスクールにシフトすることになるかもしれません。
☆ただし、帰国生の力を借りて、大学進学実績を出そうとい戦略だとしたら、実績がでた段階でエリートスクールにシフトします。学校当局はどちらの選択判断をしているのでしょうか。経営陣と現場とのGAPを調べてみるとその結論は年内にでるとは思いますが。
☆また、このリストにはまだ入りませんが、聖学院、かえつ有明、宝仙理数インター、武相も帰国生募集に力をいれる戦略を前面にだしています。まずはクオリティスクールとしての質をもっと充実しようという戦略ですね。クリエイティブ資本と社会関係資本の形成を重視しているわけです。
☆帰国生入試をどれくらいそしてどちらの方向にむかって力をいれているかで、学校のビジョンがはっきり見えます。いずれにしても帰国生入試で成功している学校は、かなり教育の質は高いと思います。帰国生入試は学校選択の重要な試金石です。
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