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首都圏 中学受験 2008 [08]

☆帰国生入試の応募者数が少しずつ決定してきました。まだまだ中間集計ですが、リストを作ってみました。実践女子は、帰国生と一般生の両方に対して国際学級の門戸を開いていますから、その総数の結果は表のようになっています。

080112_2 ☆渋谷教育渋谷がまだ未公表ですから、わかりませんが、実践女子、洗足学園と総数の数で競うことになるはずです。別にランキングを競うことが何か意義があるわけではないのですが、帰国生にとって魅力がある学校と一般生にとって魅力がある学校というのは若干違いがあるはずです。

☆しかし、このリストにある学校は両者にとって魅力があるわけですから、学びのグローバリゼーションが実行されているのではないかと予想してもよいのではないでしょうか。

☆もちろん聖光のように、学びのグローバリゼーションというよりは大学進学実績に貢献する生徒が集まってくるという実利戦略を含んでいる学校もあります。攻玉社も国際学級立ち上げのときは、実利を優先したでしょうが、今では学びのグローバリゼーションの学内浸透による教育の質の向上を大切にしていますね。

☆それから湘南白百合は、帰国生の出願数は少ないように見えますが、そもそも一般生の定員も60名と少ないのですから、この28名という応募者数が少ないかどうか、簡単には判断できません。同校は本当に量より質の教育を実践していますから、受験する側の心構えや気概や見識は相当なものだと理解するのが妥当でしょう。

☆ともあれ、帰国生と一般生のコミュニケーションというオープンシステムを整備している学校は、生徒の未来に必ず良い影響を与えるはずです。帰国生入試を実施している学校を選択する場合、帰国生と一般生のシナジー効果や互いの影響について検討してみることも重要です。

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