首都圏 中学受験 2008 [15]
☆本ブログの「2008年問題<了>」で、「目の前のいま・ここでからグローバルな地政学的・エコロジー課題を読み解くリテラシーと問題解決能力を発揮できるような領域が、教育、経済、政治、金融、福祉、環境などのあらゆる領域で生まれるかどうかが2008年問題でしょう。」と締めくくりました。このあらゆる領域で横断的に関係性を再生・創造することをエコゾフィー(エコロジー×フィロソフィー)とガタリは呼んだと思うのですが(独断と偏見にすぎないかもしれません。私がそう思っているだけかもしれないですね・・・)、このエコゾフィー的雰囲気のある学校が、クオリティ・スクールやエクセレント・スクールです。
☆エコゾフィーを数式化するのは難しいですが、仮にこんなふうに立ててみましょう。
エコゾフィー=論理×P×D×C×時間性×寛容性×構造×オープン・システム
P=共同主観を容認する主観性
D=共同主観を批判する主観性
C=共同主観を創造する主観性
☆論理をトレーニングする学びの構造、物理的時間を乗り越える内面的時間性を重視する習慣、他者や多様性、異質なものを受け入れる寛容性、組織が構造化していて、その構造がオープン・システムとして開かれている。そして、P<D<Cの条件を満たしていれば、エクセレントスクールでしょう。
☆この条件に比較して、構造あるいは論理が整備されていないと、クオリティ・スクールになります。
☆エクセレントスクールに比較し、P>D>Cで寛容性がないという条件のときエリートスクールになります。さらにオープン・システムの条件を満たさないとトラディショナルスクールです。
☆このシリーズで紹介している共立女子、白梅学園清修、中村中などは、エコゾフィー的雰囲気に満ちていますね。
☆<学校選択の12の指標>と<偏差値>で算出したクオリティ指標とエコゾフィー的雰囲気で分類したエコゾフィー指標とでは、少しズレがでてきます。いずれ調整したいと考えています。
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