首都圏 中学受験 2008 [23]
☆2008年1月21日現在の出願のうち、東京エリアの私立中高一貫校の出願件数を抽出し、リストをつくりました。いつものように男子選択校と女子選択校にわけ、350人以上の出願件数のある中学入試を多い順に並べました。
☆麻布、開成、武蔵、海城、駒東、芝は予想通りはいっていました。攻玉社、世田谷学園もそうでしょう。本郷と巣鴨は、現状ではエリートスクールにはいっているのですが、そろそろエクセレントスクールにはいるのかもしれません。この両校がエクセレントスクールに仲間入りすれば、男子校の学校選択者の価値判断も学びのグローバリゼーションをベースにできるのですが、なかなか微妙なポジションにありますね。
☆女子選択校に関しては、豊島岡と大妻を除いてクオリティスクール(広義の意味で)です。豊島岡は、桜蔭、女子学院、雙葉を受験した生徒の併願校の運命を背負っていますから、理念的な考え方に力点をおくわけにはいきません。したがって、客観的なスコアで、教育の質を証明するしか道はないのですね。しかし、これが逆説的ですが、生徒の内面の自由を保障することになるのではないでしょうか。
☆大妻は、本来理念的な思想がベースなのですが、実用的なものの見方をしている先生が多いような気がします。やはり、ハイデッガー的理念を「恥を知れ」というなんともわかりやすい実用的な表現に置換えているのですから、日本流儀の教育観があるのではないでしょうか。
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