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首都圏 中学受験 2008 [25]

☆前回、日本社会構成の変化と学校選択の関係について少し考えると述べましたので、その件について少し。

朝日新聞(1月20日)によると

東京大学が留学生向けに、アジアを調査分析する大学院の新コースを設ける。国内では珍しい米国流の「講義はすべて英語、(やる気や独創性を評価する)AO入試で10月入学」を採用することで、米国の名門大に流れているアジアの優秀な学生を取り込み、「日本育ち」のリーダーを輩出させる狙い。「地元の利」と長年にわたる研究の蓄積を活用する。「世界の知の頂点」を目指す東大の国際化戦略として注目されそうだ。

☆東大は、2005年に就任した小宮山総長のもとで、世界の拠点を目指して、改革を断行してきましたね。そのためのアクションプランも制作・出版までしています。経済学部に金融工学の学部を新設したりもしていますが、経済のグローバリゼーションに対応した動きです。

☆NHKやフーズ業界、ゼネコンなど相次ぐ不祥事・・・。アメリカの政策金利も下げられ、世界同時株安も。

☆これらは地下水脈でつながっているはずです。それは何でしょう。戦後の階層コードの消失です。それに代わって、世代コードの台頭、つまり新人類世代の思考スタイル、感じ方、フラット化、エコロジー発想などの表現が大きな流れになっているのです。

☆つまり敗戦から抜け出るターニングポイントを迎えているのだと思います。日本の起こした戦争を冷静に振り返り、是非を認めたうえで、フラットな経済社会へ、つまりハードの輸出に依存した産業社会からソフト創造社会へのシフトがやっと起ころうとしています。

☆ただし、東大の世界の知の頂点への道のりは、まだまだ遠いのですね。ハーバードには今のところかなわないのは言うまでもありません

☆ですから、グローバルな視野でオープンな学問拠点を目指していかねばならないわけで、それでアジアの留学生に来てもらえる環境をとなっているのでしょう。しかし、もう一つ東大を世界の知の頂点に押し上げる方法があるのですね。

☆それが東京エリアの男子校が、エクセレントスクールになることなのです。東大に入学する学生をたくさん輩出しているのは、男子私立中高一貫校だからです。エリートスクールは、東大にはいることのみが目的なので、それでは国内で活躍する視野しか育ちません。

☆東大自身が、日本の社会構成の変化に対応する研究環境を整えようとしています。それを促進するには、東大にはいればよいだけではなく、戦略的で改革型のリーダーシップを発揮できる学生が東大に入っていくことも重要です。そのためにもエクセレントスクールがたくさん生まれる必要性があります。

☆学校選択者もそれを望み、エリートスクールがエクセレントスクールに変容するよう促す必要があります。選択判断がそれを望めば、私立学校も変わるはずです。

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