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首都圏 中学受験 2008 [30]

☆各私立学校が、毎日の出願を集計しながら、次の戦略を練るシーズンが今です。私立学校は、教育の質と経営の論理のバランス、いやシナジー効果を生み出す力を持っています。このテクノロジーを公立中高一貫校が持たない限り、持続可能性はないでしょう。また、公立学校も教育行政に従うだけです。

☆そういう意味では和田中の塾との提携は、「教育の質×経営の論理」を公立が試みる画期的な例なのでしょう。個人的にはやり方にはあまり賛成はできませんが。

☆さて、出願開始から5日経ったところで、共立女子の教頭渡辺先生に、中間集計の現状分析を聞きました。

昨年の5日目と本日の比較をしてみると、1日(A日程)14%増、2日(B日程)17%減、4日(C日程)23%減で、3日間の合計は6%減です。隔年現象が一般的な中で、2年連続で増加し続けていましたから、さすがに3年目はないと思っていました。説明会の状況からも、上記の件は全くの予想通りでした。2日と4日の偏差値が上がっていますので、敬遠されてしまうことは予想の範囲内だったのですが、全体の合計では予想外に志願者は集まっているとの印象を持っています。学内の改革と受験生のニーズが相乗効果を生み出せるよう心掛けます。

☆共立女子は、すでに少人数教育の準備を進めています。学校の先見性と受験生の期待可能性が合致する戦略を常に構想し、実行している学校なのです。

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