首都圏 中学受験 2008 [40]
☆橋下さんの知事当選を通して、見えて来ることは、いろいろあるでしょうが、新人類世代、団塊ジュニア世代の保護者は、
①子どもの未来の環境に関心が高い
②人脈づくりは老若男女、異業種横断的
③マルチメディアの活用が巧み
④ウェブやモバイルを駆使
⑤組織に属さないでサバイブできる技術習得に関心
⑥グローバルな仕事をしている
⑦ステイクホルダー戦略に傾注
☆私立中高一貫校を通して社会構成を考えていこうとする時、教育関係者、広告代理店、出版社、新聞社などの関係も視野にはいります。
☆特に最近ではネットを使った広告、メディア戦略が重要です。私立中高一貫校では、まだこの新しい道具は使われていませんが、今後は無視できないでしょう。紙媒体よりも安価だし、ターゲットにかなりの確率でいきつくし、コミュニケーション型のPRが可能だからです。
☆そして、この流れのベースになる考え方は、広告のクオリティです。発信するメッセージの質を、発信しながら並行してチェックしていきます。そしてその質をクオリティスコアと呼んで、膨大なデータをシンプルにまとめながら、ステイクホルダーと理解を深めていきます。
☆橋本さんの選挙活動は、リアルな空間がベースですが、その動きはネット広告のシステムをアナロジーとして語ることができるでしょう。
☆もちろん、ネット広告上のクオリティスコアと私の学校選択論のクオリティスコアでは、算出の仕方や考え方は違いますが、大きなベクトルは同じです。新人類世代、団塊ジュニア世代は、偏差値も、大学進学実績もスコアですから、興味がないわけではありません。しかし、その信頼性、妥当性が、自分の子どもの未来の環境選択の指標として有効かどうかをチェックする習慣がついています。
☆ステイクホルダーという言葉をこの世代の富裕層が使うとき、少なくとも次のようなポイントがあります。
①広い人脈
②選択指標
③投資戦略
④フラットなコミュニケーション
⑤クオリティライフ
☆私立中高一貫校は時代認識を大切にしています。保護者世代が、そろそろ大きく変わり始める時期がやってきましたね。
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