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首都圏 中学受験 2008 [41]

☆四谷大塚の入試情報センターの速報によると、慶応湘南藤沢中の最終出願者数は男女合わせて713人。昨対比は97.4%で少し減少しています。今のところ(2008年1月26日現在)、神奈川エリアの2月2日入試の状況は、男子校で増えている割合は14.3%、女子校では16.7%、共学校では12.5%ですから、SFCだけが減っているということではありません。

☆SFCの年間学費は120万弱です。寄付も任意ですが、1口10万円で、できれ3口以上。少子化といえども、子どもが2人いると、中学受験を希望している70%の家庭は、余裕で投資できるという金額ではありませんね。

☆しかも最近では、SFCにいかなくても、同じような質の教育を受けられる可能性があります。そこに賭ける学校選択者もあるでしょう。慶応の人脈こそ得られませんが、人脈の作り方は、同窓ネットワークばかりではありません。Webの時代は、学歴ネットワークという人的資本より、クリエイティブ資本が優先します。

☆150周年をトリガーに慶応は、神奈川エリアに小中一貫校をつくるようですが、もしかしたらこの流れを取り込めない義塾内部環境の防衛コストに対する危機感の現れかもしれません。新設小中一貫校の周りには、洗足学園、桐光学園があります。両校は小学校も持っていますから、慶応にとっては、相当厳しいものがあるでしょう。お受験塾も、あざみ野駅やたまぷら駅あたりに続々できると言われています。

☆結局田園都市線沿線の私学市場を刺激するだけで、ROIを考えると慶応はそれほど優位に立てません。むしろSFCと競合することになる可能性もあります。いずれにしても二子玉川からあざみのにかけての田園都市線沿線は、クオリティスクールの拠点になり、地価もあがりますね。笑うのは福沢諭吉翁ではなく大東急建設を果たした五島慶太翁ということになるのでしょうか。慶応も誘致したのは慶太翁だし。

☆田園調布は私鉄インフラがないのに開発されました。どんなに良質のコンテンツがあっても、つながるインフラがなければ人は来ません。渋沢栄一翁が田園都市株式会社を作った自分の息子のサポートのために若き五島慶太翁を招いたのですが、慶太翁の野望は、今も東急グループに継承されているということなのかもしれません。

☆二子玉川といえば、高島屋ですが、今駅の周りは東急の開発が急ピッチで進んでいます。田園都市線のクオリティライフ合戦が始まります。私学は特にその影響を受けるし、逆に与えもするでしょう。

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