首都圏 中学受験 2008 [42]
☆私の独断と偏見の教育ニュース批評ベースのブログ「教育のヒント」の記事「やはり教育の壁」にNHKの方からこんなコメントをいただきました。
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2008-01-24 18:23:38 |
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☆このサイトを拝見すると、ベースはPISAと学習指導要領ですね。私としては、すでに学習指導要領が子どもたちの学びの可能性を押さえていることを語っています。 ☆また、国際教育研究家の岡部憲治さんと、PISAと私立中高一貫校の入試問題を素材として協働研究をして、論理的思考と批判的思考と創造的思考を分けて考えることが子どもたちの学びのエコゾフィーを構築するのに役に立つという仮説を立てています。その成果は岡部さんが著書で発表していますね。 ☆そして最近、私は学習指導要領に拠っていたのでは、この論理的思考に飛べないということをPISAの結果から導き出そうと試みています。 ☆白梅学園清修の先生方と数学、英語、国語、金融教育のコラボ授業をさせていただいたとき、中1の生徒さんたちが軽やかに学習指導要領のレベルを乗り越えてしまうのに驚きました。白梅学園清修の数学科の戸塚先生とは夏前にまたコラボ授業を企画しています。先生方と実際にコラボするのは岡部さんで、私はコーディネーターにすぎません。写真撮影係です^^)♪ ☆大事なことは読解リテラシーにおいては、私立中高一貫校の入試問題のほうが、考え方のレベルにおいてPISAのレベルを突き抜けているということです。これは本来ショッキングなはずなのですが、その重要性を無視しているのが、さすがは文科省ですね。NHKの今回の企画は、真摯なものですが、学習指導要領とPISAをベースにしている限り、子どもたちの学力の広がりを、結局制約することになるのではと少し心配です。 ☆多角的な視点で編集されるようですが、n次元で終わる可能性大です。それだけでもすごいことに変わりありませんが、少し欲張って、私立中高一貫校の入試問題の思考過程をきちんと探究する要素も加えてくてれればよいのですが・・・。つまりn+1次元で。ともあれ、みなさんもディレクター清水さんの編集するサイトでアンケートに回答してみてはいかがでしょう。思考のためのアンケートになっていて、なかなかおもしろそうです。 |
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