小学校4・5年生でも読める茂木健一郎
☆最近は中学入試の国語の素材文として、茂木健一郎さんの本もかなり活用されているようですが、小学4・5年生にはまだハードルが高いかなと思っていました。
☆しかし、昨年4月に出版された「感動する脳」(PHP研究所)は、小学校4・5年生でも十分に読める文章の長さと漢字比率です。内容も読んでいてやる気を生み出せそうなものばかりですね。
☆茂木健一郎さんの文章としては、ちょっと良い子ちゃん像(NHK的雰囲気というか就職マニュアル的というかそんな匂いがただよっているのは編集の問題かもしれません)が前面にでていて、私としてはそれほど好みの編集になっていないですが、中学受験の読解リテラシーの素材としては基本書になるかもしれません。
☆将来麻布や武蔵を受験しようと考えている生徒は、この茂木健一郎さんの考え方をどのように批判的にとらえられるかにかかっているわけで、そういう意味でも4・5年生の読書リストには加えたい一冊ですね。
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