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08中学入試問題とPISA[04] 開成の国語は論理と創造と②

☆今年の開成の国語の入試の結果が、同学園のサイトで公表されています。前回「OECD・PISAのレベル指標で合格者の平均をシミュレートすると、採点許容も考慮(漢字と記述の配点差が大きすぎるため)すると41.5点(85点満点)ぐらいでしょうか。昨年より難しかったということになるのでしょうか。」と書きました。

☆公表によると、合格者の平均点は46.3、受験生全体の平均は39.3だそうです。昨年の合格者の平均点は58.8、全体は50.2ですから、たしかに今年の方が難しかったようです。

☆「採点許容も考慮(漢字と記述の配点差が大きすぎるため)すると」と言いましたが、機械的にOECD・PISAでシミュレートすると合格者の平均は47.7なんですね。

☆OECD・PISAの基準と中学入試のレベルには、相当関係がありますね。ますます、PISAの枠組みを活用していきたいと思います。

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