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首都圏 中学受験 2008 [57]

☆今年の中学入試において、京北学園の生徒募集は成功しました。6回の入試チャンスのうち昨対比が100%超えなかったのは、6回目の最終試験だけでしたが昨対比95%ですから、全体では応募者は増えているわけです。

☆そして歩留まりも昨年よりずっとよく、3クラス(25人/クラス)構成(つまり1クラス増)で新中1を運営できるのではないかということです。校長の川合正先生は「結局他の併願校に行く生徒は、学校説明会に来ないで受けてきていたり、あまりコミュニケーションがとれていない生徒がほとんなんだね。もっともっと受けてくれる生徒とていねいなコミュニケーションをしなければと思っているよ」と話してくれました。

☆まさに受験生は、学校を知る学びの体験に来ているわけですから、そこでていねいなコミュニケーションが媒介すれば、京北学園の質の高い教育を実感し、ここで学びたいという経験値をアップさせることができます。この体験から経験値にシフトする媒介項(intermediate function)が、京北の場合は、ていねいなコミュニケーション・プログラムですから、教育理念の内側に潜在的に存在しているので、学校に訪れ、実際にコミュニケーションをとらない限り、実感できないのですね。

Q ☆ですから、今後は授業におけるていねいなコミュニケーション・プログラムを、学校説明会やホームページやマスメディアに積極的に表現していくことがポイントになるでしょう。これからますます目が離せない男子私立中高一貫校です。

☆さて、今日で公立中高一貫校の発表がだいたい終わります。適性検査というのは運不運の振り幅がたいへん大きい不確定な検査ですから、残念ながら潜在的才能のある生徒が入学できないというケースもあるでしょう。女子校はまだまだたくさん受験チャンスがありますが、男子校はほとんどないですね。特に京北のようにすでに受験チャンスを打ち切っても良い学校が、もう一回チャンスを作ろうとうする学校はないようです。

東京私立中学高等学校協会の二次募集状況の情報によると、京北学園は3月8日に入試を補完するようです。今年の合格者は今まで以上にがんばっている生徒が多いので、その中でチャンレンジしてみるのも一つの人生の選択だと思います。

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