世界を変える学校[02] はじめに②
【世界を変える学校[01] はじめに】の続きです。
☆方法論としては、ガードナーとOECD/PISA、フェリックス・ガタリの3者の考え方をもとに、しばらくの間≪世界を変える学校≫探しの旅にでかけたいと思います。その方法論を適用する素材ですが、「中学入試問題」と「論文集」の2点を分析していきます。その両者には、学校選択をする際の「12歳のための12の学校選択指標」がすべて内包されています。
(1) 自己実現プログラムの自覚的実行力
(2) 教師の創造的コミュニケーション能力
(3) 時代の変化への対応力
(4) 本格的論文編集指導力
(5) プログレッシブな授業構築力
(6) 総合学習と他の教育活動の有機的結合力
(7) 現地校で耐えられる英語教育力
(8) あらゆる教育活動でのIT活用力
(9) 他教科に刺激を与える芸術教育力
(10) キャリア・デザインとしての進路指導力
(11) 生徒の潜在能力を引き出す教育空間デザイン力
(12) 説明会の表現力(教育理念の具体的展開のプレゼン)
☆ですから≪世界を変える学校≫探しは、内包されているコトを外に示すコトです。そして副次的には、その外延化する過程で「学校選択」のための学校の質も見えてくるはずです。内包されているものを外示する方法論が、ガードナーとOECD/PISA、フェリックス・ガタリの3者の考え方というわけです。
☆ガードナーとOECD/PISAは究極のモダニズムですから、少し窮屈で、あまり遊びがないのですね。ときどき斜めから切り込まないと、モダニズム讃歌になってしまいます。ポスト・モダニズムだと単純にカウンターになって、評論で終わってしまいかねません。
☆モダニズムをニュー・モダニズム(私学の系譜の連続性)にシフトするときには、ポスト・モダンな人と思われているかもしれないけれど、決してそうではないフェリックス・ガタリの考え方が有効だと思います。スピノザもいいんですけれど、あくまでコンセプトとしてですね。スピノザを分析視点で使うのは、私の手には負えません。本当はガタリも手に負えませんが、邦訳が手に入るので、四苦八苦しながら・・・^^)。
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