08 東大合格発表の季節[05]
☆昨年130年の歴史を迎えた東京大学。130記念一環事業としていろんな改革をやってきました。こんな記事も見つけました。
<東大>学内でカフェをプロデュース 「UTCafe」17日オープン
毎日新聞(3月13日19時9分配信)東京大学は17日、同大がプロデュースした「UTCafe」をオープンする。東京都文京区の本郷キャンパス「赤門」近くに完成する新校舎「情報学環・福武ホール」の一角にあり、軽食、コーヒー、酒類を出す。同大の研究者や研究成果を紹介する場にする狙いで、通常営業のほか、4月から1カ月に1度、同大の研究者と一般客とのトークイベントを開催する。
☆ソクラテスの饗宴をイメージしているのか、サルトル時代のカフェを意識しているのか、ハーバーマスのコミュニケーション行為を夢見ているのか、定かではありませんが、ディスカッションやダイヤローグはカフェでなくてもいいかなという気はしますが・・・。
☆それにしても、ベネッセはすごいですね。今回のカフェの場を提供する福武ホールを寄付してしたのですから。もっともこういう行為はアメリカの大学では当たり前のように行われていますし、日本だって今始まったわけではないけれど、ベネッセの人脈構築の戦術はインパクトがありますね。
☆ベネッセは直島に美術館をつくって、アートにも目配り。建築設計は安藤忠雄さんで、館長は、北川フラムさん。ご両人は世界の舞台で活躍している方々ですね。福武ホールは、その安藤さんの事務所が設計を担当しているのだから、これまたすごいですね。
☆パリのユネスコの本部を訪れると、ピカソやミロなどの平和を祈る名だたる作家の作品があるんですが、イサム・ノグチの庭園や安藤さんの空間もあるほどですから、ベネッセの人脈づくりは世界戦略の視野を見据えてということでしょうか。
☆そして、なんといっても進研模試や東大合格のための特別なテストを私学の先生方と協力して実施しているわけです。文科省の全国学力テストも運営しています。多くの自治体の学力調査テストも請け負っていますね。しまじろうと共に学び、東大にまで進む道をサポートする巨大な教育産業体です。
☆しかしながらその戦略は、文科省の学習指導要領の枠内です。この枠組みを少しずつ変えていく戦術も実行しているのでしょうが、文科省と二人三脚であることに変わりはありません。どんなビジネス・チャンスを考えているのでしょうか。
☆それは当然、教育の民営化が進んだとき、一網打尽にしようということでしょう。そのためには日本のトップのインテリ、アーティスト、空間デザインナー、政府、官僚との人脈づくりですね。
☆教育の日銀的な存在ということでしょう。つまり、東大のハビトゥスの守護神となるわけです。良いか悪いかの価値判断は中止しましょう。歴史認識としてそうだということです。
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