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09年中学入試に向けて[03] 白梅学園清修の新体制

☆鷹の台の駅ホームに降りると、桜の花吹雪が迎えてくれました。今日4月6日は、白梅学園清修の3回目の入学式。2008年度の清修は、いよいよ3学年がそろいます。

☆3期生が揃うまでは、おせっかいにも入学式に参加して清修の草創期の様子をお知らせしようと思っていましたが、やはり訪れてよかったと思います。1回目と2回目の入学式の様子と比べても、基本ベースは何も変わっていません。ビジョンや方向性は間違いありませんね。

☆秋田前校長先生の考え方を継承された樋口秋夫新校長先生は、知に触れ、深め、創りだす段階をのぼっていく準備をする教育について確認されました。また、建学の時から、軍国主義的な考え方と対峙して、普遍的かつ絶対的な真・善・美の価値を大切にするヒューマニズムを貫く≪私学の系譜≫に属していることも確認。清修の基本ベクトルは不変です。

☆一方で、表現のスタイルはクオリティがアップしています。保護者の代表の方の挨拶の中で、「上級生が丁寧に作り上げて下さった学校」というフレーズが語られましたが、入学式も同様でした。理事長も校長も在校生代表も新入生代表も、みんなで白梅清修のよいところを言い合うのではなく、それは新入生代表と保護者代表の挨拶にゆずり、シンプルに、お祝いの言葉といっしょに歴史を創っていこうというもてなしの言葉を投げかけていました。今日の主役は3期生ですよというのが学校全体の姿勢から伝わってきました。

☆昨年までは1期生と2期生だけだったし、教育実践もまだまだ途上だったので、あれもこれも語らないとさびしかったのかもしれません。しかし、今年は掲げられた理想は着々と実現され、今さら入学式で自己礼賛する必要はないということでしょうね。

☆私たちの夢と希望と現実の学校に心からようこそをまず言いたいという先輩たちの思いが伝わってきたのです。また、新入生も、キレイな校舎、ステキな制服、楽しい授業について語っていましたが、何より先生の話がおもしろく、上級生が明るくて、いっしょに歴史を作る夢と希望がもてるという気概は、1期生、2期生のときと同じ構えです。これには驚き、そして安心しました。

☆保護者も、21世紀はパラダイム・シフトが起こっているが、その激変の時代の中で自分たちの夢を実現して生きていく条件を学べる学校であると期待していると語り、先生方が存分にその教育を果たせるように協力するという温かいプレッシャーをかけるのも、入学式の伝統になりつつあります。実にいい雰囲気です。

☆ただ、新校長を迎え、新しい先生方も増えました。男性の先生の割合も増えたのではないでしょうか。そのせいもあるのでしょうか、体制の根本は変わりませんが、≪言説≫に少し変化を感じました。生徒と教師と保護者が丁寧につくりあげてきた白梅学園清修の独特のコミュニケーション雰囲気とは異質の男性原理の≪言説≫です。ロジック優先、左脳優先の≪言説≫ですね。

☆秋田校長時代は、アートとサイエンスの境界線は程よいあいまいさを保ちつつという雰囲気だったのですが、新体制は、二重構造として境界線をはっきりさせつつ統合していくという雰囲気のような気がします。

☆要するにシステム化するということですね。これは組織が成長するとき当然通過する試練です。ただ、草創期としては、もう少しカオスが続いたほうが、成長期に向けての飛躍が大きいのに少し速いのではと感じました。まったくもって大きなお世話なのですが。

☆システムとしては、シンプルになっていくのは効率的です。機能は役割分担でよいのですが、教師の人間力だけは、決して役割分担しないようにと祈っています。A教師は論理的思考の役割、B教師はおもてなしの目配りを専門にするとかではなく、今までのように、すべての先生がロジカルシンキングもするし、ハイタッチな挨拶もする。左脳も右脳もフル活動させるというように。

☆システムはシンプルに、人材は豊かで複雑系でという学校に成長することを期待しています。

関連記事①)白梅学園清修の第一回入学式厳かに清々しく開花

関連記事②)白梅学園清修2回目の入学式 ~不易流行、文化再生のプログラム【1】

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