« 08全国学力テスト“07” 小6国語学テの意味するコト③ | トップページ | 世界を変える学校[13] 白梅学園清修の新しい表現 »

私学の系譜の根っこ軽井沢②

☆軽井沢の南原エリアを開発した市村家の記念館(市村記念館)と軽井沢町歴史民俗資料館を訪ねてみました。市村記念館は、市村今朝蔵・きよじ夫妻が住んだ邸宅跡です。この市村という名は、北斎の肉筆画の美術館を運営している世界の小布施で超有名ですが、もちろん縁つづきです。

Photo_2 ☆そっちの話もなかなかおもしろいのだけれど、今回は市村今朝蔵が松本重治から手渡されたクーデンホーフ・カレルギーの書を鳩山一郎に翻訳するようにすすめた話を調べに行ったのです。歴史民俗資料館に市村きよじが著した「軽井沢 大切な人々」にのことが書かれています。インターネットなどでよく引用されているのはこの本だったのですね。

Photo_4 ☆ここに共立女子の≪私学の系譜≫のルーツがあります。南原エリアは政財界人、学者、文人たちが多く別荘を構えていましたが、このエリアは新渡戸稲造の「軽井沢夏季大学」縁の地です。青年時代に市村今朝蔵はこの学問的雰囲気に影響を受けていたようで、自分の代で再開しています。星野リゾートのエリアは内村鑑三の影響を受け、「遊学堂」が開設されました。

Photo_5 ☆いずれにしても、松本重治は、松方家と縁結びをしているジャーナリストで、この新渡戸稲造、内村鑑三の弟子たちと親交をもち、彼らと戦後日本を動かした重要人物です。その人脈の中にこの市村今朝蔵がいるし、前田多門もいます。ここらへんはものすごく複雑ですが、この人脈は、一方で≪私学の系譜≫を継承しているんですね。

☆この軽井沢の地で、彼らは日本の未来をどのように描いたのでしょうか。政治経済人脈史としての研究は結構あるのですが、≪私学の系譜≫としての軽井沢人脈史を研究している人はもしかしたらいないかもしれません。どなたか探究してみませんか。英国聖公会の戦略と戦後の米国の戦略が、ここで見ることができます。白洲次郎もここ軽井沢に訪れていたわけですしね。

|

« 08全国学力テスト“07” 小6国語学テの意味するコト③ | トップページ | 世界を変える学校[13] 白梅学園清修の新しい表現 »

文化・芸術」カテゴリの記事