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私学の系譜の根っこ軽井沢

☆ときどき軽井沢を訪れます。湿気はすごいし、今の時期は寒いし、見方によっては決して過ごしやすくはないし、連休や夏休みの時期はあまりに人が多く混んでいて、ゆっくりという気分でもありません。

☆しかし、ちょっと時期をずらすとさすがに人は少ないし、静かですね。ボーっとしたり読書をするには最適です。もっともそんな長い間滞在できるわけでもないので、私立学校のルーツの雰囲気だけ味わって東京に戻ります。

☆内村鑑三とか新渡戸稲造とかショーに出会えれば、それでよいわけです。ヴォーリーズにふと出会えればそれでよいのです。フランク・ロイド・ライトの弟子に出会えればそれでよいのです。ジョン・レノンに会えればよいといった感じの軽井沢なのです。私立学校のルーツを忘れないということですね。

Photo_2 ☆今回は中軽井沢から旧軽井沢に散策しにいくことにしました。追分までいけば三輪田学園の寮にいけるし、堀辰雄や立原道造に会えるのですが、そこまでは行けませんでした。

☆この時期に中軽から見える浅間山は、まだ雪が残っているんですね。山Photo_3 桜も咲いていますよ。旧軽井沢の通りを歩いていくと、フランク・ロイド・ライトの弟子やヴォーリーズの建築の香りがしてきます。この通りをずっと歩いていくと、ショーの記念礼拝堂があります。

☆軽井沢を建設した宣教師ですが、同時に東京の私立学校の設立にも力をつくした私学人です。このあたりは、女子聖学院や共立女子の寮もありますね。実はこのPhoto_5 通りは旧中山道です。さらに登っていくと、長野県と群馬県の県境の見晴台に行きつきます。熊野神社には800余年もずーっと世の中を見てきたシナノキ(その背景には近代を象徴する鉄塔が立っています。それが何とも言えない調和なんですね)が立っています。見晴台にはタゴールの記念碑が立っています。日本女子の設立者成瀬仁蔵の尽力で軽井沢で講演をすることになったのです。

Photo_6 ☆「人類不戦」という文字が刻まれています。内村鑑三もタゴールが軽井沢を訪れたことは知っていたでしょう。内村鑑三もまた、日清戦争以降は、「非戦論者」ですね。何か影響しあうことはあったでしょうね。岡倉天心とタゴールはインドで出会っているそうです。天心はフランク・ロイド・ライトに影響を与えていると思います。立証はできていないのですが・・・。

☆ともあれ、ジョン・レノンがこの見晴台近くの茶屋に寄ったそうですが、タゴールが訪れたことを知って、何を感じたのでしょうか。この地の何がトリガーになったのでしょうか。フロイトは不安が抑圧を生むと言っています。この地Photo_7 は不安ではなく別の気概がトリガーとなっていたのでしょう。それが私学の系譜の非抑圧を生み出したのでしょうが、不安ではない別の気概とは何だったのでしょうか。

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