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世界を変える学校[14] 八雲学園③

世界を変える学校[12] 八雲学園② のつづきです。八雲学園の文集「まつぼっくり」に投稿されている国語科の先生方のエッセイを読んでいるわけですが、そこには先生方の豊かな視点があふれています。

☆メダカをバケツ稲で飼育する話題がさらりとかかれていますが、なかなか生態系のモデルがうまくいかないと思っていると、稚魚が生誕するんですね。力強い生命力に感動するしているのですが、同時に科学のものの見方も表現しているのです。

☆モデルという考え方がそうですね。アインシュタインもプレゼンテーションの時には、ジレンマ実験をして、それを解決してみせたそうですが、そのささやかなモデルが宇宙の法則につながるのです。

☆アメリカのプレップスクールなどの授業も、最初の導入はトリガーになるようなモデル問題から始めると友人から聞いたことがあります。

☆さらに生態系のモデルだけではなく、そこにエビを入れてみるわけです。するとどうやって共生していくのか、あるいは生態系は壊れてしまうのか。国語の先生のはずですが、エッセイのモチーフは科学的です。

☆八雲学園の授業では、生徒がアハ体験ができるような仕掛け作りがされていることがここから推察できるのです。まずはアハ体験。そこから好奇心もモチベーションも燃え上がるでしょう。そしてそれが生徒一人ひとりの世界をチェンジすることにつながるのです。

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