不安を生みだす抑圧系[10]世界経済減速続く?
☆日経(2008年6月3日)で、OECDのアンヘル・ケリア事務総長のインタビュー記事が載っていました。事務総長は、世界経済について「減速は当初の見通しより長く、深くなる」との見通しを示したようです。また、「規制改革、貿易自由化などで世界経済の基礎体力を強くする好機」だとも語ったようです。
☆次の世界経済システムづくりのために各国が強化されるチャンスということでしょうが、これは大量生産、大量消費、大量移動の経済をBRICsが担い、欧米先進諸国はソフトの部分を担うという国際的な産業役割分担を徹底し、インフレを吸収するシステムづくりということを意味するのではないですよね。
☆炭素課税や排出量取引は、そのための国際ルールになってしまうということはないでしょうね。化石燃料の値上げ→インフレ→商品やソフトの高騰継続→産油国が結局高い商品を購入というサイクルができるのに長い時間がかかるよということでしょうか。
☆この動きに警鐘を鳴らせるようなリーダーの輩出を、明治維新以来、私立学校はミッションとしてきたし、今後も期待したいところです。アダム・スミス・ルネサンスも、道徳感情論路線回帰という話になって欲しいものです。
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