世界を変える学校[31]白梅学園清修の2ndステージ③
☆ 「世界を変える学校[25]白梅学園清修の2ndステージ②」のつづきです。柴田副校長の欧州視察と同時に、2期生の英国研修の準備が着々と進んでいるようです。以前、学校に伺ったとき、数学科の戸塚先生や社会科の鈴木先生に、そろそろ卒業論文や論集のような成果物を拝見できますかと尋ねたところ、やがてそれに相当するような作品集を編集することになると思いますという回答をいただきました。
☆あれから時間が少し経ったと思うのですが、お二人の先生は私の質問を忘れずにいてくれました。論集ができるまでのプロセス情報を、メールで知らせてくれたのです。
2期生は、7月7日からの英国研修に向けて着々と準備が進んでいます。英語・国語・社会では英国研修に向けて、教科連動の授業を展開中です。国語科を中心として、事前学習で、イギリスに関するリサーチペーパーを作成していますが、自分の興味関心のあるテーマを選び、調べます。
これは論理的思考力を身に付けさせるための学習も兼ねています。このステップが、中3での論集作り(まだ実行できていませんが)へつながっていくと確信しています。このリサーチについては、一人ひとりの生徒にアドバイスをする担当教員もついています(チーム清修ティーチャーズが機能しているところなのです)。
また、社会科では、出発前の第1タームに、高校世界史での内容も含めて、イギリス史を中心に学習しました。もともと社会科好きの生徒が多く、より興味・関心が高まっています。
☆このリサーチペーパーは、自分が興味を持っているテーマを選び、そのテーマについて資料をあつめて調べて、分かったことと自分の意見を“論文”にまとめる作業です。最終的には、発表するというステージを設けているようです。したがって、たしかに論文の原型を学んでいるわけです。
☆白梅学園清修の教育の質は、「教科の連動」と「テーマの発見→調べる→編集→発表」という言語活動の統合が支えているといえるでしょう。
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