学習支援学@考[02]
☆学習支援学@考[01]のつづき。「1)私立学校を見直そう。通信制高校や他の全日制学校ではない教育機関に対する認識を高めよう。」とはどういうことか。≪官学の系譜≫とは違う系譜があることを認識しようということである。
☆≪官学の系譜≫とは基本的には優勝劣敗の枠組み。官学というのは、公平性や平等性が基本であるように思われているが、それは税金の使いみちの話であって、学習指導要領や生徒とのコミュニケーションにおいては、公平性や平等性を実現できない。
☆そのことに気づかなければならないが、公立学校のシステムだけを見ていたのでは、そのシステムのチェックができない。OECD/PISAがなければ、フィンランドの公立学校の良質システムについて、フィンランド市民や教師も気づかなかっただろう。
☆同様に日本の教育システムの欠点について日本人も気づかなかっただろう。しかし、公立の教育のシステムとは違うシステム、あるいはその欠点を補完するシステムが存在しているのであれば、両システムの差異を認識することは重要である。
☆さて、乱暴な分け方であるが、≪官学の系譜≫に対して違うシステムを≪私学の系譜≫としてみよう。両者の系譜の違いは何だろうか?
| 固定リンク
「学び」カテゴリの記事
- 国際化学オリンピック 海陽生 金メダル!(2017.07.17)
- なぜアクティブラーニングは行き詰まるのか。<メモ書き>(2016.04.21)
- 伸びる学び 伸びない学び[01](2014.03.26)
- 脱ゆとりの効果?文科省におもねるメディア(2012.12.12)
- 子どもの学び 時空トンネルの入り口[04](2012.08.08)
最近のコメント