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09年中学入試に向けて[21]八雲学園~さらに変化

八雲学園は成熟期を迎えています。したがって、質の持続可能というところでよいのですが、学内では、同じことをやっていても持続するのはなかなか難しいということについて、了解しています。つまり内生的成長をいかに果たしていくか、それが課題なわけで、だから毎年質への挑戦をするのです。

☆今年も変化がありました。それは来春の入試において、4科目入試を実施するということです。4回の入試のチャンスのうち、3回は、2科・4科選択なのですが、3回目(2月4日)は、国語・算数・理科・社会の4教科入試になります。

☆しかし、もともと2科・4科選択の場合でも4教科で受験する生徒の方が多いわけですから、今回の変更は、いずれすべてのチャンスで4教科入試を実施しようという目標の準備だと理解するのは論理必然的。まずは受験者の気持ちを確かめたいということでしょう。

☆受験生が4科目を学んで来るということは、学びに対する姿勢や行動、構えの熟練の準備がされて入学してくるということです。八雲学園の数学の教師陣は、日ごろから「公式をあてはめて解答を出すのが数学ではない。いろいろなアプローチ、考え方ができるというのが数学思考の醍醐味なんですね。この数学思考の体験を積んでいくのが学びの目標です。」と語っています。

☆このような数学思考は、発想重視型を示唆しています。発想とは思いつきではないのですね。熟練の中で、あっと気づく瞬間です。いろいろな型を身につけなければ、新たな型にいきつかないということでしょう。

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