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09年中学入試に向けて[37]入試における八雲学園の意義

☆今年70周年を迎え、中学再開13年めを迎えた八雲学園は、「受験市場」に大きなよい影響を与えています。リーマンブラザーズやAIGの金融市場の混乱は、98年・99年の私学危機に影響を与えた日本の金融危機を彷彿させますが、あの時期、八雲学園は教育の質の競争で「受験市場」を乗り越えたのです。その意義は忘れてはなりません。

☆「受験市場」は基本的に優勝劣敗という明治以来変わらず続いている≪官学の系譜≫がベースです。そこに≪私学の系譜≫を臆することなく、プロジェクトしたのが八雲学園ですね。

☆八雲学園の教育の柱は、1)英語教育、2)チューター方式、3)芸術鑑賞、4)進路指導ですが、これは何をやっているかという表現です。この柱をなぜやっているのかという表現に置き換えると、

1)世界標準のモノサシ

2)クオリティ・コミュニケーション

3)リベラルアーツ

4)社会に貢献できるキャリアデザイン

☆ということになるでしょう。≪官学の系譜≫の場合、1)は日本標準だし、2)は同調圧力コミュニケーションとなります。3)は自分の興味と関心のある趣味となり、4)は社会の歯車としての職業教育となるでしょう。

☆公立の学校の教師の中にはそうではなく、むしろ公立学校に属しながら≪私学の系譜≫に立っている教師もいますが、社会システム論上それは稀有ですね。

☆「受験市場」というのは、日本のローカルで起きている現象ですから、どうしても≪官学の系譜≫というタコツボ型社会現象になってしまいます。偏差値や大学進学実績の勝ち組負け組という量の競争で成立してしまう市場です。

☆こういう市場の原理から抜け出し質の教育市場形成のためには、≪私学の系譜≫の学校が選択される市場に転換する必要があるのですが、八雲学園はその転換を促す大きな役割を果たしています。

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