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09年中学入試に向けて[40]横浜国際女学院翠陵の中学入試の背景

横浜国際女学院翠陵は、来春2月1日(午前)の入試科目を2教科入試から2科・4科選択の入試に変更します。これによって、すべての入試が、2科・4科選択入試となったわけです。

☆おそらくどこの学校でも実質4科目を選択する生徒の方が多くなっているので、この流れを全面的に受け入れたのでしょうが、単純に広報戦術上の変更ではないと思います。

☆2010年、2011年になると、2科・4科選択入試から4科目入試にシフトする回も増えていくのではないでしょうか。

☆というのも、横浜国際女学院翠陵の教育が、横断的な知性を養う環境にあるからです。ニュージーランドの学生と国際交流をするときに、単純に英語の勉強だけではなく、ニュージーランドのマオリ族の文化も学ぶわけですが、これは9.11問題を解決する大きなヒントを学ぶことにもなります。

☆近代世界は大航海時代から一気呵成に進むわけですが、スペインがアメリカ大陸を支配するとき、ヨーロッパ普遍主義をあたかも絶対かのごとく先住民に押し付けるわけです。これが欧米普遍主義というローカリズムの世界戦略になります。9.11以降この議論は盛んですが、ニュージーランドの先住民は、大英帝国に勝利し、支配を回避することができたのです。欧米普遍主義という世界戦略の正義をチェックする視点がここにはあります。

☆このような横断的な知性を養うには、できるだけ多くの科目にまじめに取り組んでくれる生徒が翠陵に入学してくれると次のステージにジャンプしやすいわけです。教育の質という点から生徒獲得戦略がゆっくりと進行しているのではないでしょうか。

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