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09年中学入試に向けて[55]武蔵野女子学院の雰囲気の新しさ[01]

☆昨日(2008年10月4日)、武蔵野女子学院はOGによる説明会を開催しました。上智大、早稲田、武蔵野大薬学部(2人)に、今年、昨年進学した卒業生が4人集いました。パネルディスカッション風にOGは語ってくれましたが、その雰囲気が実に温かい。

☆コーディネーターの英語の先生も、やはりOGで、ちょっとした同窓会でした。それにしてもこの雰囲気は、他の女子校とははっきりと違います。いったい何が違うのでしょうか?

☆武蔵野女子学院のキャンパスは、大学と共有していますから、他の中高一貫校と比較してかなり広大です。ゆったりとしているし、武蔵野の面影のある樹木が豊かに息づいています。ドラマのロケに使われるほど美しい環境です。OGたちはこの自然が気に入っているということです。理科の授業では生物の生態を調べる学びの拠点にもなるということでした。

☆そしてこのキャンパスには様々な施設があります。各スポーツのコート、図書館、講堂、茶室など・・・。学園生活のベースです。ですから部活も盛んで、34の部が活動しています。集まったOGは、卓球部やバレー部で活躍したそうです。いつまでも続く友情を育めたことに話が集中しましたが、その友情は先輩後輩の垣根を越えてフラットな関係というところが興味深かったですね。中学生と高校生は部活動を共に行い、分断されていない組織になっているのでそれも可能ということでしょうか。しかし、もっと先輩後輩の縦の圧力が強くなってもよいはずですが、フラットだというのは、同学院の特徴でしょう。

☆朝拝という毎朝、歌いながら祈る時間については、上智に進んだOGが、「大学に入ってからは、そのチャンスがないので、少し寂しさを感じます」という気持ちを吐露し、「仏教やその他の宗教に親近感が持てたことがよかったのではないでしょうか。キリスト教と仏教の文化の比較は今も勉強の対象です」と。武蔵野女子学院は浄土真宗でも本願寺派です。本願寺派の読経のシーンは、ちょっとおもしろいですね。パイプオルガンの調べに合わせて聖なる歌として読むわけです。

☆自然とフラットな関係、聖なるもの、歌に毎日包まれているのですから、独特の優しく温かい雰囲気が生まれ続けているのは当然だったのです。しかし、この雰囲気はやはり重要です。格差社会の中でそれを乗り越えようとするキリスト教系の学校にはない雰囲気です。格差社会と闘争する雰囲気は全くないのです。むしろそのような社会で疲れ切ったエリートが訪れると、人間らしさを回復するような雰囲気なのですね。ミヒャエル・エンデのモモのような雰囲気に近いでしょうか。ここには時間泥棒は存在しません。

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