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09年中学入試に向けて[56]武蔵野女子学院の雰囲気の新しさ[02]

☆「09年中学入試に向けて[55]武蔵野女子学院の雰囲気の新しさ[01]」のつづきです。4人のOGのキャリアデザインの話は、母校のカリキュラムの優位性について証明するものでした。

☆上智大学に進学したOGは、オーストラリアの修学旅行と10か月の長期留学の体験を通して、海外の異文化理解の架け橋になろうとしたようです。フランス留学のための新しい機関設立を目標としたいというのも、武蔵野女子学院の留学システムをプロデュースした先生方やスタッフの仕事に影響を少なからず受けているのでしょう。

☆それにしても修学旅行、短期海外留学、長期海外留学など中3から高1にかけて体験できる豊富なプログラムの存在は圧巻です。年間長期留学に挑戦する在校生は10人もいるというのですから、英語教育は武蔵野女子学院の大きな柱です。

☆そしてもう1つ大きな柱は、薬学理系コースです。武蔵野大学の薬学部に進んだOGは、高1の段階で、すでに薬剤師や医療関係の仕事に就きたいという選択意志を持っていたということです。しかし、一方で、薬剤師の仕事は多様で、選ぶ前にもっと仕事の中身を知っておけるとよいという理系のキャリアデザインの奥深さについて語っていたのには感心しました。

☆仕事とは何か?職業とは何か?という根本的なところに疑問を持てる理系人が育つ土壌が武蔵野女子学院にはあるということを示唆しているからです。世界観や哲学をもった理系人は、実際にはなかなかいないのですね。どうしても客観的な態度が望まれるので、思想なき理系人というのは日本の技術領域での1つの大きな課題なのです。社会システムの欠陥を指摘できる眼を養える雰囲気があるのも特徴です。

☆武蔵野女子学院の雰囲気とは、上下関係や権威の圧力がないフラットな雰囲気であり、それがゆえに歪んだ鏡ではなく美しい鏡にありのままの姿を映し出すことができるので、批判的眼差しも有することができるわけです。

☆混迷の時代にあって、人間の存在の故郷であり続ける雰囲気を保っていける古くて新しい学校なのかもしれません。OGも口々にことあるたびに帰ってきたい学校ですと語っていました。

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