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09年中学入試に向けて[72]八雲学園創立70周年記念感謝の集い開催

☆昨日(2008年10月22日)、八雲学園は創立70周年記念感謝の集いを催しました。場所は八雲学園の創設者と縁の深い場所でした。各界の傑物や私学人、教育関係者が駆けつけていました。1000人、もしかしたら2000人、いやもっとでしょうか、とにかく人口密度は高かったですね。

☆八雲学園が、一私立学校として70周年教育活動を続けてきたことが何よりすばらしいのですが、創設当初からグローバルな視野で教育を貫いてきており、現在もそうであることが改めて確認できました。

☆私立学校の一つの毅然と世界に立つ姿勢を、一堂に会した関係者は確認し、互いに励ます会だったと思います。

☆それにしても60周年に続き、70周年の記念誌もカジュアルで読みやすく、それでいて教育の本質は教師の質にあるということを高らかに謳っている編集には脱帽ですね。生徒も教師も一丸となった記念誌づくりであることが、他校にはない心配りです。

☆八雲学園は、基督教にも仏教にも神道にも教育理念の準拠をもっていません。しかし既存の宗教を超えて聖なる精神があることが、伝わってくる記念誌です。テーマもすてきです。“Now and Tomorrow”です。明日に向かって、変化を恐れない勇気と自信を持とうという意味でしょう。

☆70年間の中に、第二次世界大戦という歴史的事件に遭遇しています。多くの壁があったでしょうが、それを一つひとつ乗り越える歴史が八雲学園の文化資本蓄積史です。壁に遭遇した時、避ける、立ち止まる、乗り越えるなどいろいろな選択があるのですが、八雲学園は乗り越える選択肢を常に決断してきたのですね。

☆困難を開く力、あらゆる境界を突き抜ける横断する力、創造的なコミュニケーション力、ステークホルダーを大事にする力、≪私学の系譜≫を保守する力などすべての総合力をもってして教育を実践し続ける八雲学園の次の80周年が楽しみです。

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