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09年中学入試に向けて[76]かえつ有明 3年めの文化祭[02]

☆「09年中学入試に向けて[75]かえつ有明 3年めの文化祭[01] 」のつづきです。共学校になり、完全に新しく生まれ変わったなあと実感したのは、鉄道同好会の展示会場に入った時です。

☆男子ばかりで目を輝かして模型電車を走らせていたのです。女性のメンバーはいないのかと尋ねたところ、「残念ながら、鉄子はいないんです」と。なぜだかわかりませんが、ホッとしました。

☆3年前までは女子校の嘉悦だったのに、今では男子だけのサークルがあるほど共学校がなじんでいるのです。

☆それから妙に感心したのは、溌剌としたダンス部を率いる顧問の先生ですね。その先生の笑顔が、筋金入りの、いやいやとびっきりの笑顔でした。教師の笑顔と言えば、はにかみながらの笑みとか、アイロニカルな笑顔とか、皇后さまのあのそこはかとない上品な微笑みとかをイメージしてしまうのですが、その先生のはプロの笑顔でした。

☆教師でありながら、プロのインストラクターさながらのその笑顔。表情1つで、感情や言動を突き動かす勢いのある笑顔なんですね。うまく表現できませんが、お主デキルなって感じというか・・・。

☆その先生のすばらしさは言うまでもないのですが、感心したのは、どんな教師採用のシステムを構築しているのだろうかという点です。学校説明会などで、ダンス部の顧問としてその先生はロールプレイをすることはおそらくないでしょう。

☆何を言いたいかと言うと、外側には見えないけれど、学内にはこのような先生がいるという体制があるということなのです。かえつ有明の生徒募集は成功していますが、それ以上に学校内に入ると教師の質が充実しているという構えになっているということを示唆しています。わずか新生3年目にして、内生的な持続可能性を追求する体制になっているというのは驚きです。

☆考えてみれば、100年以上の歴史をもつ同校は、新生3年めといっても草創期の段階ではなく、成熟期の段階です。伝統の強みがこういうところに表れているということなのでしょう。

☆出版部のメンバーが先生方にとったアンケートを見せてくれました。織田信長とかヘルマン・ヘッセとかマイケル・ジョーダンとかマザーテレサとか、それぞれのフィールドで大活躍したというか神様的な存在の名前があがっていました。先生方のロールモデルを見ていて、なるほど改革はこのような思想や発想の持主である教師がいるからなのかと合点がいきました。

☆それにしても、その他に吉田松陰、福沢諭吉、河井継之助、高杉晋作の名が連ねられていましたが、横井小楠や福沢諭吉の実学思想の影響を受けているかえつ有明は、脈々と今も≪私学の系譜≫の流れを継承しているわけです。横井小楠といえば、吉田松陰と同様、坂本竜馬をはじめとする幕末の改革の志士たちに影響を与えた人物ですね。

☆そして小楠亡きあとも、横井家は同志社、女子美、女子学院という≪私学の系譜≫の創設に尽力あるいは協力した人材を輩出しています。

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