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2008年10月

08年10月アクセス記事ランキング[1位から20位]

☆10月のアクセス記事ランキングまずは1位から20位まで。

1  中学入試と人間形成[01]
2  ≪学校選択指標≫クオリティスコア×偏差値×大学実績[08女子]
3  09年中学入試に向けて[58]なぜ白梅学園清修が気になるのか
4  ≪学校選択指標≫クオリティスコア×偏差値×大学実績[08男子]
5  09年中学入試に向けて[66]白梅学園清修 はじめての文化祭[01]
5  09年中学入試に向けて[67]白梅学園清修 はじめての文化祭[02]
7  09年中学入試に向けて[62]伸びる学校・伸びない組織
8  09年中学入試に向けて[64]武蔵野大学 08年本当に強い大学総合ランキング10位
9  ≪学校選択指標≫クオリティスコア×偏差値×大学実績[08共学]
10  09年中学入試に向けて[74]白梅学園清修 はじめての文化祭[04]
11  15歳問題[04]問題の周辺④
12  首都圏 中学受験 2008 [49]
13  09年中学入試に向けて[52]大妻の慎重な変化
14  09年中学入試に向けて[60]神奈川学園 21世紀教育プラン第2ステージへ[03]
15  08年9月アクセス記事ランキング[1位から20位]
16  09年中学入試に向けて[73]白梅学園清修 はじめての文化祭[03]
16  09年中学入試に向けて[78]かえつ有明 3年めの文化祭[04]
18  09年中学入試に向けて[56]武蔵野女子学院の雰囲気の新しさ[02]
19  09年中学入試に向けて[75]かえつ有明 3年めの文化祭[01]
20  09年中学入試に向けて[76]かえつ有明 3年めの文化祭[02]

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09年中学入試に向けて[79]なぜ中村中がおもしろいのか

☆昨日中村中(東京都江東区清澄)で、昨年末から行ってきた生徒の活動の報告があった。「CFEP」という環境問題に取り組む生徒活動について。報告者は梅沢辰也教頭だったが、たんなる報告者ではなかった。

☆報告には実際に活動に携わっている生徒も参加したし、学内環境を光熱費の経費削減というスタンドポイントから見ている事務局スタッフも参加した。梅沢教頭は、「CFEP」で生徒を指導する教師であり、報告者であり、生徒や違う立場のスタッフとパフォーマンスを演ずる共演者でもある。なるほどコーディネーターのロールプレイをしていたのである。

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09年中学入試に向けて[78]かえつ有明 3年めの文化祭[04]

☆「09年中学入試に向けて[77]かえつ有明 3年めの文化祭[03] 」のつづきです。中1のサイエンスのプレゼンテーションは様々なプログラムが組まれていましたが、そのうち「HONDAプレゼン」と「サイエンス劇」に参加しました。

☆「HONDAサイエンス」とは、言語(国語・英語・音楽)と科学を統合したかえつ有明独自のプログラム「サイエンス科」の一環として、Hondaの広大な施設を活用して行う体験探求型のプログラムです。

☆「サイエンス劇」は、「サイエンス科」の授業の中で調べた数学者偉人伝を劇に編集し直したものでしょう。

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09年中学入試に向けて[77]かえつ有明 3年めの文化祭[03]

☆「09年中学入試に向けて[76]かえつ有明 3年めの文化祭[02] 」のつづきです。前回までは、かえつ有明の教育システムや不易流行=教育理念に関することについて述べてきました。

☆今回からは、いよいよかえつ有明のコミュニケーションについて考えてみようと思います。「かえつECO宣言」の本当の意味は、自然と精神と社会と教育の循環=サーキュレーションですね。自然に対し人間の精神が暴走しても、自然や人間の精神を社会が抑圧しても、自然が荒れ狂って精神や社会を破壊しても、人間中心主義的な教育でも困ります。こういうどちらかが一方的に他を圧している、情報の差異がある状態を社会学などでは、非対称性と呼んでいます。

☆これに対して「かえつECO宣言」は、エコロージーという循環=サーキュレーションの組み立て重視を宣言しているわけです。

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09年中学入試に向けて[76]かえつ有明 3年めの文化祭[02]

☆「09年中学入試に向けて[75]かえつ有明 3年めの文化祭[01] 」のつづきです。共学校になり、完全に新しく生まれ変わったなあと実感したのは、鉄道同好会の展示会場に入った時です。

☆男子ばかりで目を輝かして模型電車を走らせていたのです。女性のメンバーはいないのかと尋ねたところ、「残念ながら、鉄子はいないんです」と。なぜだかわかりませんが、ホッとしました。

☆3年前までは女子校の嘉悦だったのに、今では男子だけのサークルがあるほど共学校がなじんでいるのです。

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09年中学入試に向けて[75]かえつ有明 3年めの文化祭[01]

☆この土日(2008年10月25・26日)に、かえつ有明は、「文化フェスタ2008」を開催しました。校名変更・校舎移転・共学化などの大改革をして3年目を迎え、中1から高3まで全学年が共学になって、はじめての文化祭です。

☆新校舎のコンセプトはエコスクールだからというわけではないでしょうが、まずは自らの学校から21世紀の世界問題である環境問題を解決しようと、テーマは「ECO」です。学校全体で「かえつECO宣言」を発信しました。

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09年中学入試に向けて[74]白梅学園清修 はじめての文化祭[04]

☆「09年中学入試に向けて[73]白梅学園清修 はじめての文化祭[03]」のつづきです。今回は「(6) 総合学習と他の教育活動の有機的結合力」についてですが、前回述べたように、教科連動型のプログレッシブな授業が行われている、それがフェスタでの生徒のプレゼンに表れていたのですから、これはもう証明されたわけです。

☆がしかし、ちょっとフェスタから離れて、白梅学園学長の汐見先生の話に触れましょう。というのも柴田副校長が汐見先生のことについてブログで書かれたところ、清修の保護者からの感想がよせられているらしいのです。そしてそれについても再度ブログで紹介されています。

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09年中学入試に向けて[73]白梅学園清修 はじめての文化祭[03]

☆「09年中学入試に向けて[67]白梅学園清修 はじめての文化祭[02]」のつづきです。教育の質の指標クオリティスコアを決める12の項目のうち、(3) 時代の変化への対応力、(4) 本格的論文編集指導力、(5) プログレッシブな授業構築力が、白梅学園清修のはじめての文化祭「清修フェスタ」でどう表れていたかについて紹介しましょう。

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09年中学入試に向けて[72]八雲学園創立70周年記念感謝の集い開催

☆昨日(2008年10月22日)、八雲学園は創立70周年記念感謝の集いを催しました。場所は八雲学園の創設者と縁の深い場所でした。各界の傑物や私学人、教育関係者が駆けつけていました。1000人、もしかしたら2000人、いやもっとでしょうか、とにかく人口密度は高かったですね。

☆八雲学園が、一私立学校として70周年教育活動を続けてきたことが何よりすばらしいのですが、創設当初からグローバルな視野で教育を貫いてきており、現在もそうであることが改めて確認できました。

☆私立学校の一つの毅然と世界に立つ姿勢を、一堂に会した関係者は確認し、互いに励ます会だったと思います。

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09年中学入試に向けて[71]豊島岡女子 120周年に向けて伝統的エリート校驀進?

☆私のもう1つのブログ「教育のヒント」のアクセス解析を調べていたら、2005年11月に書き込んだ「豊島岡女子学園の特徴」という記事のアクセスが増えていました。今さらなぜ3年前の記事がと思って調べてみましたが、よくわかりませんでした。

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09年中学入試に向けて[70]聖学院 飛躍の瞬間迎える[02]

☆「09年中学入試に向けて[69]聖学院 飛躍の瞬間迎える[01] 」のつづきです。前回聖学院のように帰国生受け入れ態勢/体制を十分に構築しているところは希少価値があるのだと話しました。

☆ということは、英語教育を充実していても、帰国生受け入れの教育システムをつくっていない学校があるとしたら、その学校は国際教育やグローバルな教育の視野が十分に広いとは言えない可能性があるということになります。

☆受験英語勉強と国際社会で通用する言語教育の違いは意外と気づかないことかもしれません。そういう意味では帰国生でない受験生も帰国生入試の有無やその受け入れ態勢/体制には目配りしておくことはポイントですね。

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09年中学入試に向けて[69]聖学院 飛躍の瞬間迎える[01]

聖学院といえば、初代校長は石川角次郎。内村鑑三、新渡戸稲造と同時代人で、互いに思想と教育について影響を与えながら、時代の多くの見識者や芸術家、市民を巻き込んで≪私学の系譜≫を形づくった私学人の一人です。

☆そして、その精神は今も継承され、大量生産・大量消費・大量移動がもたらす、グローバルな格差社会・貧困社会を解消すべく世界でリーダーシップを発揮できる人材輩出の教育が持続されています。この≪私学の系譜≫の精神をベースに、生徒一人ひとりのクオリティやタレントを大切にするコミュニケーションをとりながら聖学院の教育文化はつくられているのです。

☆しかし、一方で偏差値や大学進学実績に偏向した学校選択志向や世評によって、なかなか注目を浴びてこなかったのも事実です。ところが、ここにきて、経済優先にまったをかける時代の精神が、聖学院の教育の重要性に気づき始めています。

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09年中学入試に向けて[68]東京女子学園の内生的成長続く[03]

☆「09年中学入試に向けて[65]東京女子学園の内生的成長続く[02] 」のつづきです。一般に学校生活というものは、授業と部活、修学旅行や文化祭・体育祭といった定番のイベントで構成されています。

☆ところが、私立学校というのは、この要素に海外研修とか外部ネットワークとコラボした教育プログラム、キャリア・デザインプログラムとか多様な教育活動がプラスされます。東京女子学園の場合はこのプラスされる要素がたいへん多いわけです。

☆普通だったら、教師は仕事量があふれて、困ってしまいます。しかし東京女子学園は、2000年に實吉体制になって以来、教育の質の持続可能性、つまり内生的成長が続いているわけですから驚きです。

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09年中学入試に向けて[67]白梅学園清修 はじめての文化祭[02]

☆ 09年中学入試に向けて[66]白梅学園清修 はじめての文化祭[01]のつづきです。今回のフェスタは、白梅学園清修にとって、草創期の中間のまとめに相当すると思います。

☆今のところ、6年生すべてがそろう3年後までに、飛躍的成長の時期を迎え、成熟期に移行すると思います。そのエネルギーの蓄積が今回のフェスタに表れているので、拙著「名門中学の作り方」にしたがって、少し考えてみようと思います。

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09年中学入試に向けて[66]白梅学園清修 はじめての文化祭[01]

白梅学園清修は3年目にしてはじめての文化祭「清修フェスタ」を開催しました。新設してから3年目ですから、中1から中3まで、まだ200名の在校生しかいません。それで0から創り上げているのですから、もしかしたら寂しい文化祭になってはいやしないかと、おせっかいにも心配になり、立ち寄りました。

☆まったくの杞憂でした。大いに賑わっていました。柴田副校長によると、2日間で、参加予定者が1,000名を超えるということでした。中1、中2は今までの研究発表が中心。中3は模擬店や校舎内を使ったパフォーマンスをやって、フェスタを盛り上げていました。

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09年中学入試に向けて[65]東京女子学園の内生的成長続く[02]

☆「09年中学入試に向けて[63]東京女子学園の内生的成長続く[01] 」のつづきです。東京女子学園の教育プログラムは多様で多角的で、生徒が複眼的に考えることができる環境を設定しています。

☆多様で多角的というと、とにかくたくさんのオプション・プログラムが整理されずに、ごちゃっとあるようなイメージをもたれるかもしれませんが、それはまったく違います。6年間一貫教育の時間という要素と生徒の成長する心理システムの結合が最適化されています。

☆中1・中2のクラス編成→中3のクラス編成→高校のクラス編成という2・1・3の変化を構成しています。このクラス編成の変化に合わせて、教科学習・補習・講習・国際教育・ライフプランニング・部活・イベントが組み立てられているのです。

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09年中学入試に向けて[64]武蔵野大学 08年本当に強い大学総合ランキング10位

☆週刊東洋経済(2008.10.18)の特集「2008年版本当に強い大学」総合ランキングで、武蔵野大学が10位。06年77位→07年49位→08年10位というのは大飛躍ですね。09年中学入試に向けて[56]武蔵野女子学院の雰囲気の新しさ[02]で、同大学に進学した武蔵野女子学院のOGが話している姿とその内容について、素直に雰囲気がよい旨を伝えましたが、やはりそういうことだったのです。

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09年中学入試に向けて[63]東京女子学園の内生的成長続く[01]

☆昨日(10月14日)東京女子学園は学校説明会を開催しました。田町の駅から学校、エントランスから会場であるホールまで、先生方によるおもてなしの気持ちが伝わってくれる案内で、多くの保護者が席に着きました。

☆外路地→内路地→ニジリ口→茶室へと進んでいく感じが特徴ですね。かつて大名庭園がひしめいていた都市空間の中に校舎があるからです。

☆説明会のプログラムもすっきりしていて、良い意味でシステマチックでした。おちついた雰囲気の古城教頭の司会、明るくシャープな辰巳教頭の教育プログラムの説明、簡にして要を得た入試要項の説明をした村田教諭、迫力あるそれでいて優しさあふれる英語教育のショータイムをリードした大久保教諭、モチベーションをいかに高め持続させるコミュニケーションをとっていくかについて情熱的かつ雄弁に語った大坪学習指導部長、そして最後にチーム東京女子学園がいかに幸せに生きる力を支援するかについて深みあるストーリーを語った實吉校長。

☆90分という時間内できっちりすっきりコンパクトに構成され、ロールプレイがうまくプログラムされていました。

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09年中学入試に向けて[62]伸びる学校・伸びない組織

☆先週末のG7やそれを受けての欧米の金融危機対策の動きは、金融市場を再浮上させています。持続可能性についてはなんとも不安は払しょくできませんが、カンフル剤にはなったわけで、戦略や戦術の有効性の1つのケースを世界同時的に確認できたことは意義があると思います。

☆時間、論理、決断は保守主義・偏向主義・リスク隠ぺい主義・無気力の壁をぶち破るということを改めて確認できたということです。

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09年中学入試に向けて[61]神奈川学園 21世紀教育プラン第2ステージへ[了]

☆「09年中学入試に向けて[60]神奈川学園 21世紀教育プラン第2ステージへ[03] 」のつづきです。湊谷校長は、学びには「意味」があるし、「目的」があるし、だからこそ「面白さ」を見つけることができるんだと語りました。

☆学びは楽しいだけでは、自分の身の回りにしか興味をもたないということになりかねません。自分の回りから他者に、社会に、世界に探究の想像を広げていける楽しさを感じてほしいというのが神奈川学園の思いなのでしょう。

☆そのために学びの「意味」も「目的」も自覚できる学習環境を構築しているということなのだと思います。さて、このような学習を、アメリカの教育学者デイル・パネル氏は「文脈学習」と呼んでいます。

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09年中学入試に向けて[60]神奈川学園 21世紀教育プラン第2ステージへ[03]

09年中学入試に向けて[59]神奈川学園 21世紀教育プラン第2ステージへ[02] のつづきです。湊谷校長の21世紀教育プランの実践・成果の報告の中に、まさに未来の学習理論が根付いたことを示す重要な内容がありました。しかもそれが入試問題にも反映し、「入試問題―教育プログラム―進路」という6年間一貫教育の一貫性と組織化、つまりシステム化がかなり進んだことを示唆していました。

☆もちろん、このシステム化は神奈川学園内の閉鎖的なシステムではありません。これまで語ってきたように、外部の見識者や外部のリソースを結びつける開放系システムです。このことはまた、神奈川学園は、神奈川エリアを超えて、新しい私立女子教育のシステムのモデルになる、あるいはスタンダードになる可能性があるということを意味します。

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09年中学入試に向けて[59]神奈川学園 21世紀教育プラン第2ステージへ[02]

☆ 09年中学入試に向けて[57]神奈川学園 21世紀教育プラン第2ステージへ[01] のつづきです。湊谷校長の学校運営の手法は、R-PDCAであり、それは先生方や生徒にも浸透しています。授業や文化祭、フィールドワークなどあらゆる教育活動に貫徹していると思います。

☆政治や経済、社会の問題やそれとかかわる教育の問題など時代の流れをキャッチするアンテナが高いのは言うまでもなく、マーケティングの手法、ブランディングの手法を確立しているところがすごいですね。Rとはリサーチの頭文字なわけです。

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中学入試と人間形成[01]

☆どんな環境においても子どもっていうものは自分の足と腕と頭脳でサバイバルできるのだからそんなに勉強させないで、自由にやらせたほうがよいよなんてノンキなことを言う親はいない。と、言いたいところであるが、果たしてそうだろうか。

☆たしかに、荒れ狂う世界の金融市場や不動産市場、食品の安全崩壊に囲まれて、実際生活にその影響が直撃している今日、子どもの将来を不安がる親の方が多いだろう。この不安がどういう抑圧構造から生まれてきているのかについては思考停止するようにセットされた学習指導要領下のおかげで、学習市場・受験市場に並んだ教育商品を購入することで、一時の安心を得ては、日々一喜一憂しているというのが現状なのではないだろうか。

☆しかし、その結果、思いもよらぬ事態を招くのである。島国・タコツボ以外ではサバイバルできない日本人を・・・・。ムム・・・?一見ノンキではないが、結果は同じということか・・・。

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15歳問題[04]問題の周辺④

☆「15歳問題[03]問題の周辺③ 」のつづき。小中学校で、子どもたちは思考のレベル3という教科型知と「きっちりO型」に閉じ込められるか、レベル3と「のびのびO型」に追いやられるかどちらかのケースになるというのが80%だろう。これが15歳以降進路選択という圧力の中で、先鋭化する。「15歳問題」の基本枠組みである。

Photo ☆さらにこの{レベル3,きっちりO型}と{レベル3,のびのびO型}は、IQの境界線区分に閉じ込められる。実は思考のレベル0から6というのは、IQでは85以上の話なのである。

☆IQが70以上85未満は境界知の発達障害の領域で、70以下は発達障害とみなされる領域である。IQ85以上の領域は、ふだんは偏差値や成績のスコアに置き換えられているから、このIQの境界線は目に見えないのである。

☆OECD/PISAなどで最重視し始めた形成的アセスメントは、このIQの境界線を取っ払う試みである。

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09年中学入試に向けて[58]なぜ白梅学園清修が気になるのか

☆東京株式市場のみならず世界の金融市場は、激しい乱下降に見舞われています。今回の下降はいつ止まるともしれないほど長く続いています。こんな時代を生き抜くにはどうしたらよいのか?

☆金融アナリストや評論家から、まずはしっかりとした教育を子どもに提供し、実力を付けておくことなどという声が聞こえてきます。しかし、この状況を招いたのも今の教育システムが輩出した人材の頭脳だろうとすぐに矛盾にぶち当たります。

☆じゃあ、そうではない新しい夢の教育を創り上げている場所はどこなのか?そういう問いがすぐにも生まれてきます。私が白梅学園清修の動向に興味と関心があるのは、その新しい夢の教育を創り上げようとしている新しい学校の1つだからです。

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09年中学入試に向けて[57]神奈川学園 21世紀教育プラン第2ステージへ[01]

「09年中学入試に向けて[45]神奈川学園 内生的成長進む」で、神奈川学園は、2014年100周年に向けて、成熟期を迎え内生的成長を遂げている。果たして新たな戦略はどういうものだろうという旨のことを述べました。

☆2000年に、21世紀教育プランを開始し、実現に尽力をつくした湊谷利男教頭が、校長に就任したからには、何かが起こるに違いないと思い、説明会(2008年10月7日)に参加しました。

☆するとやはり予想通り、新たな戦略「21世紀教育プラン第2ステージ」が高らかに宣言されたのです。

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09年中学入試に向けて[56]武蔵野女子学院の雰囲気の新しさ[02]

☆「09年中学入試に向けて[55]武蔵野女子学院の雰囲気の新しさ[01]」のつづきです。4人のOGのキャリアデザインの話は、母校のカリキュラムの優位性について証明するものでした。

☆上智大学に進学したOGは、オーストラリアの修学旅行と10か月の長期留学の体験を通して、海外の異文化理解の架け橋になろうとしたようです。フランス留学のための新しい機関設立を目標としたいというのも、武蔵野女子学院の留学システムをプロデュースした先生方やスタッフの仕事に影響を少なからず受けているのでしょう。

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09年中学入試に向けて[55]武蔵野女子学院の雰囲気の新しさ[01]

☆昨日(2008年10月4日)、武蔵野女子学院はOGによる説明会を開催しました。上智大、早稲田、武蔵野大薬学部(2人)に、今年、昨年進学した卒業生が4人集いました。パネルディスカッション風にOGは語ってくれましたが、その雰囲気が実に温かい。

☆コーディネーターの英語の先生も、やはりOGで、ちょっとした同窓会でした。それにしてもこの雰囲気は、他の女子校とははっきりと違います。いったい何が違うのでしょうか?

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09年中学入試に向けて[54]国学院久我山のめざす知

☆「09年中学入試に向けて[48]国学院久我山 特進コース強化」において、STクラスの開設の大きな目標は、東京大学や一橋大学をはじめとする最難関大学への現役合格であるが、それだけではなく、「経営の倫理」や「教育の倫理」が見え隠れしているのではないかと指摘しました。

☆東大など最難関大学進学準備の学びを通して、それ以上の付加価値が得られる授業や環境をつくることが目的ではないかということなのですが、やはりそうでした。今回今井寛人教頭にお話を聞く機会と中3の女子部の数学の授業の様子を拝見する機会を得て、そう実感したのです。

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09年中学入試に向けて[53]三輪田の生き方教育の条件揃う

☆来春の入試で、三輪田学園は、入試科目の変更をします。2回目を2科・4科選択入試から4科目入試にします。これで、1回めは2科・4科選択入試、2回目と3回目は4科目入試となります。

☆また新校舎も完成する予定で、学びをベースにできる生徒の獲得と生徒の6年間の成長を支える居場所としての空間の準備が整うわけです。

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08年9月アクセス記事ランキング[41位から50位]

☆「08年9月アクセス記事ランキング[21位から40位]」のつづきです。41位から50位の公表です。

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08年9月アクセス記事ランキング[21位から40位]

08年9月アクセス記事ランキング[1位から20位]のつづきです。

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09年中学入試に向けて[52]大妻の慎重な変化

☆今年4月から、大妻に少し変化が生まれています。新校長が就任したという影響が出ているのかもしれません。

☆ホームページ上にブログ「ごもくめし」が開設され、開かれた学校のイメージを強化しています。しかし、今まで特に閉鎖的だったわけではないですから、戦略変更ではないですね。表現という方法を変更したということです。

☆それから、来春の入試において、社会と理科の配点を、それぞれ50点だったのを60点に変更します。

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09年中学入試に向けて[51]武相の丁寧な学び

☆「入試問題は学校の顔である」とは、受験市場で人口に膾炙されているフレーズですね。入試問題を見ると、その学校の教師の頭脳と教育観が了解できるということです。

☆ただ、最近では、入試問題とは、当日行われているペーパー試験だけではなく、もっと広い仕掛けになっています。入試問題とは、学校が求めている以上の生徒たちの才能を引き出す問いかけプログラムです。

☆プログラムとは、事前―本番―事後というストーリーがありますが、今まで、入試の場合、「事前」の部分は、全部塾におまかせだったのです。ところが、最近ではここも学校が行うという素敵な事態が生まれています。もっとも、一方で、「事後」の部分を塾が請け負うというところもあって、なかなか学校の独自性を測りきれない側面もあります。

☆そんな中で武相中は、「事前―本番―事後」という一連のストーリーを独自に練り上げ、実践しています。このストーリー全体が入試問題ですから、武相の教育がいかに丁寧にプログラムされているかが予想できますね。

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09年中学入試に向けて[50]海城の内生的進化②

☆前回「09年中学入試に向けて[49]海城の内生的進化」で、海城の社会の中学入試問題を解いてみることをおすすめしました。海城学園に向けて受験準備をすると、批判的かつ創造的思考力を養うことになるからです。その典型例として、今年の問題のファイナル・クエスチョンをご紹介しましょう。

高度経済成長期以降、なぜ人びとは妖怪たちを信じなくなったのでしょうか。科学的な立場から事物を考えはじめたこと以外の理由を本文と資料4&5を参考にして200字以内で説明しなさい。そのとき、高度経済成長期に、妖怪の話を受け継いでいく家族のあり方と人間の生活する環境にどのような変化があったのかを明らかにして答えなさい。

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08年9月アクセス記事ランキング[1位から20位]

☆本ブログは、昨年から開設して1年が過ぎました。記事の数も458件となり、私立学校の教育を探るデータベースとして多少はボリューム感もでてきました。そこで毎月、どのような記事にアクセスが集中しているのか、ランキングを見ていきたいと思います。

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