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09年中学入試に向けて[108] 武相の本物の教育

☆今、私立男子校武相中学校の人気が少しずつあがっている。説明会の参加者数や模擬テストの志望者登録の結果は昨年より上昇していると聞き及ぶ。

☆同学園の創設者石野瑛は考古学者だったが、その伝統を生徒たちはよく継承している。11月9日(日)、神奈川県高等学校文化連盟社会科専門部主催の第14回高等学校社会科研究発表大会が開かれたが、参加した同学園考古学部の研究発表「港北区内における石造文化財の研究-庚申塔・道祖神を中心に-」は、1位の県知事賞受賞となった。

☆実はこの「考古学」という知の伝統こそ、めちゃくちゃ新しい。この感覚がわかる受験生や受験生の保護者が現れつつあるというのは、神奈川エリアの男子校に良い刺激を与えるだろう。

☆考古学という学問は、知のデータベース学であると同時に、フリーズしている歴史物を解氷し、コンテクストを発見していく新しい知を養う思考でもある。深い地層に眠る遺跡や遺物を発掘し、そこに政治経済・文化を復元し、その文化の成長サイクルを人間の生きるテクノロジーのヒントにしていくのであるから。

☆それに考古学という学問ほど、莫大なお金と人力が必要であり、法律の壁を丁寧にクリアしていかなければならない学問も珍しい。シリコンバレーのベンチャ・キャピタリスト原丈人氏は、考古学からビジネスに転身して大成功していることで有名だが、考古学時代に培ったコラボレーションのプロデュースの経験が、生きていると語っている。

☆開かれた知とコラボレーションする知のベースが武相の理念の根源ではないだろうか。考古学部に限らず、数々のスポーツの部活や鉄研なども同じベースを共有している。その活躍ぶりを見れば、論より証拠というものだろう。神奈川エリアで偏差値50ある男子生徒は、栄光や聖光、サレジオをねらって頑固に頑張るのもよいが、眼で未来を見据えて、武相で眼張る道を選択してみるのも幸せを手に入れる早道であるかもしれない。

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