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09年中学入試に向けて[98] 私学人のいる学校はチェンジできる

☆誰がなんて言おうと、生徒の幸せのために突き進む私学人としての校長が出現したとき、たとえその時学校が停滞していようが、衰退期に入りかけていようが、死滅期に向かっていようが、必ず立ち直る。

☆そういう私学人というのは生き様が、すさまじい。心身の力がみなぎっている。何よりまっすぐだ。どんなに悩んでいようが、楽観的だ。

☆白洲次郎の文章を読んでいて、あっ、この人はやはり私学人の原型だと思う。白洲次郎のように、自分の利益や企業の甘言、マスコミの批判、官僚のバッシングなどに右顧左眄しないまっすぐな生き方をしている人はいるもんだ。その人こそ私学人だ。

☆そんな私学人に出会って、圧倒される瞬間がある。そんな自分を恥じる体験ができるのは、幸運だと思う。白洲次郎と南原繁は、吉田茂を真中にして立場は反対にいたときもあるが、両極があって、≪私学の系譜≫は成立するのかもしれない。

☆そして、今も白洲次郎のような私学人、南原繁のような私学人がいるのもすごい。もっとも彼ら二人は日本の私立学校出身ではない。≪私学の系譜≫とは思想と生き様の問題である。

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