時代が求める学校[04] 品川女子学院 脱ポストモダンか?
☆品川女子学院は、言うまでもなく、注目校。男性原理、集団主義の近代学校システムを改革し、ポストモダンな学校システムにシフトして成功したモデル校である。
☆このシフトは、大きな物語を必要としない個性の時代に巧くマッチングさせることによって達成したのだと思う。
☆金融教育、起業家プログラム、マーケティングプログラム、海外研修プログラムなどの充実はそれを物語っている。
☆しかし、ここに来て、金融危機と精神の危機。ポストモダンが問い返される時代が到来している。つまり、品川女子学院の教育目標の一つである「いまある世界に目を向けながら、将来世界で活躍できるよう学びます」の「世界」がポストモダンな世界ではないのではないか?という問いかけである。
☆品川女子学院において、確かにCreativityを育てるプログラムは充実していると思う。そしてそれでよいのだと思う。しかし、金融危機を迎えた欧米諸国では、片方でTrusteeshipの再検討も行われている。
☆「いまある世界」とは何か?もしも品川女子学院で、この自問自答が行われるのであれば、またまた時代のフロントランナーとして注目を浴びることになる。カンブリア宮殿以降、最先端に行きついた漆校長。次の選択の岐路に立たされたのだと思う。
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