« 09年中学入試に向けて[125] 首都圏中学受験志望者動向予想 08 | トップページ | 09年中学入試に向けて[127] 首都圏中学受験志望者動向予想 10 »

09年中学入試に向けて[126] 首都圏中学受験志望者動向予想 09

☆「09年中学入試に向けて[125] 首都圏中学受験志望者動向予想 08」のつづき。淑徳巣鴨の来春の生徒募集は増えるだろう。授業のクオリティがまず良い。教師の情熱と創意工夫は生徒の全幅の信頼を得ているし、学校全体としての取り組みがまた良い。教師と生徒のクオリティ・コミュニケーションと生徒の成長を支援するフォロワー・システムがシナジー構造をつくりあげている。5期制とか多様なコース分けというのは、ものすごい先見性なのである。OECD/PISAが掲げているフォーマティブ・アセスメントの実現なのである。淑徳巣鴨の評価システムは、生徒の心身両面をどこまでも伸ばすように組み立てられている。

☆淑徳与野も、淑徳巣鴨と同様、その学祖は長谷川良信である。埼玉エリアにあって、大学進学指導を前面に出さず、浄土宗をベースにした全人教育を実践し続けている。それでいて、いやそれだからこそ実績も良い。埼玉エリアの本物志向の学校選択者が来春集結するだろう。10年前の金融危機同様、目先の成果を追求しているところは、やがて停滞するのは目に見えているからだ。

☆それにしても、芝は男子校だ。もし芝が女子校だったら、芝に通わせたいと思っている学校選択者は、実は大乗仏教ベースの同じような雰囲気を持っているのは、淑徳巣鴨や淑徳与野であることに気づいているだろうか。ぜひ足を運んでみてはどうだろうか。

☆順天は、自然・社会・精神のエコロジーを大切にする学校である。宗教家や財界人の理念ではなく、160年以上前の江戸の精神性に根源がある。崩壊したバブリーな政治・経済を立て直す発想は、自然の知恵に学ぶ順天から生まれるだろう。かなり具体的で緻密な学習プランが、女子生徒には安心感を抱かせるのではないだろうか。来春は特に女子生徒の応募が増えるのではないか。

☆頌栄女子は、一方で品川女子学院のような明るさも持っているが、大胆な帰国生教育を結びつけ、古典的な教養主義も有している。現実的で高尚な女子校に成長した。イギリス経験主義の影響をかなり受けているのだろう。豊島岡や吉祥女子、共立女子、大妻とは文化的な雰囲気が違う。鴎友学園女子と晃華学園、普連土学園とは理念の実現の仕方が違う。高偏差値の学校の中にあって、ユニークなポジショニングを占めている。生徒募集がうまくいくはずである。来春も増えるだろう。

|

« 09年中学入試に向けて[125] 首都圏中学受験志望者動向予想 08 | トップページ | 09年中学入試に向けて[127] 首都圏中学受験志望者動向予想 10 »

文化・芸術」カテゴリの記事