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09年首都圏中学入試[12] 栄光学園の初日出願者数など

四谷大塚入試情報センターによると、栄光学園の初日出願者数は、489人で昨対比95.0%。フェリス女学院の最終出願者数は522人で、昨対比114.5%。

☆フェリスは、言うまでもなく、サンデーショックの恩恵に浴しているが、栄光学園の初日の結果は何を意味するのだろう。最後までわからないが、これは同学園の問題ではない。もっと別の要因があるのだろう。しばらく様子をみたい。数の論理が崩れているなんらかの動きがあるような気もするが・・・。とにかくこれは課題としておこう。

☆さて、13・14両日の埼玉の入試や帰国生入試はどうなっているだろう。1月13日現在の倍率速報をみていくと、新設の入試あるいは学校の倍率がすごいところがある。開智 35.8倍、東京農大第三 20.8倍、大宮開成 12.2倍、星野学園 9.3倍である。

☆どうやら今年の埼玉エリアの入試は、金融危機の影響がまったく関係ない学校とそうでない学校の二極化がはっきりするか。しかも「東大」というより「理数」というキーワードに関係ある教育環境を持っているところが注目されている可能性がある。

☆開智の2回目も昨対比154.3%。淑徳与野、浦和明の星女子も120%を超えている。この2つの女子校はクオリティスクール。増えることは、学校選択者の教育観になんらかの良き影響が伝播することを意味する。

☆帰国生入試も、高輪、横浜英和女学院の出願者数は増えている。横浜山手女子も数は少ないが、着実に注目を浴びている。「理数」と「世界に通じる英語」が流れか。中高の6年後は、結果的に大学進学実績につながるのだが、東大・早慶にとか、国公立難関校とかいう表現で目標をかかげず、そうなるための探究のプロセスのアピールが、ポイントになってきたということだろうか。

☆従来は、本当はそうではないと思いつつも、あえて「大学実績」をかなりアピールしなければならない学校選択者側の意識の事情があったが、金融危機の影響で、質を吟味するようになっている可能性がある。質とはプロセスのシステム化である。システム化していないプロセスの質にはムラがあるものだ。

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