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09年首都圏中学入試[25] 神奈川エリア 公立中高一貫校の倍率

新設の県立中等教育学校の競争率は相模原16・41倍、平塚6・45倍(1月19日22時0分配信 カナロコ)によると、

県教育委員会は十九日、四月に開校する中高一貫の県立中等教育学校二校の志願者数を発表した。いずれも計百六十人の募集に対し、相模原中等教育学校が計二千六百二十六人(競争率16・41倍)、平塚中等教育学校が計千三十二人(同6・45倍)となった。

☆20倍には到底届かなかったが、生徒募集としては成功だろう。この結果が神奈川エリアの私立中高一貫校にどういう影響を与えるのだろうか?

☆公立中高一貫校を取材しているNTS教育研究所の北氏によると、

私立学校のようにどこまで継続するかは、いつものように不安材料ではあるが、新しい学びのプログラムを作る意欲は、予想以上にある。がんばっている。大学進学実績だけではなく、結構骨太の学力を形成する努力をしていると感じたよ。私立学校の中には、もっとイノベーションを生み出す努力をした方がよいところもある・・・。

☆公立学校内で格差を生み出しているシステムがゆえに、問題は山積ではあるが、グローバリゼーションのなかで、世界で通用する人材を育成しなければならないという事態に遭遇しているから、やむを得ない部分もあるのだろう。

☆がしかし、このいつものなし崩し行政は、やはり問題はある。緊急事態だからしょうがないのでは困る。公立中高一貫校でやっている学びの環境を、すべての公立学校に提供できるようにしなければなるまい。

☆ところで、そうなったら私立中高一貫校はどうするのだろう。それでも私立中高一貫校の方が質が高いと言えるものは何か。なぜ私立中高一貫校の存在が大事なのか。神奈川エリアの私立学校でそこをきちんと整理しておく必要があるだろう。

☆北氏と私は、公立中高一貫校は確かに≪官学の系譜≫の「良心」であっても、≪私学の系譜≫とは一線を画す。その歴史的、存在論的、実践論的、倫理的差異があると思っている。そこを表現する活動を、私学の先生方と連携していこうと考えている。

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