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09年首都圏中学入試[26] 受験市場から私学市場へ

☆今日20日から、東京エリアの私立中高一貫校の出願が始まっている。ある女子校のS先生から今日に向けてどれだけの準備をしてきたかが伝わってくるメールが届いた。満身創痍になりながら、驚くべき強靭な意志と慈愛で受験生を迎え入れる準備をしてきたのだ。

☆夜遅くまで準備をし続ける一年だっただろう。夜の大名庭園を眺めながら、庭園の美しさを持続可能にする涙ぐましいバックヤードのフォロワーシップに我に返ってフンバってきたのだと思う。

Photo☆S先生の学校は、生徒募集において成功をおさめるだろう。その道のりには、徐々に受験市場から私学市場にシフトする戦略を実行してきたところに大きな特徴がある。受験市場は塾を介さないと生徒募集ができない。

☆しかし、本来は学校が直接受験生や保護者に、教育内容について語らなければ嘘だ。それなのに受験市場は、塾がエイジェントになって、フィルターになる。偏差値ではなくクオリティスコアで、評価し受験生の相談にのれば問題はないが、そこには塾経営の思惑が働く。

☆そことのせめぎ合いが、学校の広報の先生の腕の見せどころでもあるのだが、S先生の学校は、だんだん直接受験生と保護者といつでも直接話し合える環境を作ったのである。もちろん、受験市場にもきちんと礼を尽くしているが、そこだけではなく私学市場を自ら作り上げる涙ぐましい努力をしてきた。それが昨年の秋に明快な形となって表現された。

☆受験市場依存から受験市場と程よい距離を形成しながら独自の私学市場を作っていくという流れが、これからできてくることだろう。今日から始まる東京エリアの出願を通して、その動向を見ることができるだろう。

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