09年首都圏中学入試[29] 神奈川エリアの男子校の昨対増加率の現状
☆慶応普通部は、オール慶応の創立150周年の露出度の良き影響をうけているのだろう。聖光は、帰国生入試の効果が大。広くグローバルなしたたかなマーケティングが成功しているのではないか。
☆桐光男子は、大学受験を超える骨太の学際的プログラムの構築とリベラルアーツの積極的実現という教育の質が広く認知された結果だろう。浅野、サレジオ、鎌倉学園、逗子開成は、ある程度変わらないポジションニングということか。
☆男子は、良し悪しは別にして、絶対医学部という志向性がそれほど高くなくなっているのではないか。栄光へ入学する理由の一角が少し変化している可能性があるが、憶測に過ぎない。
☆武相は、教育の質を追究・実現しているが、まだ見える化していない。だからこの質が見えたり感じたりする受験生や保護者が選択している。戦術よりも本物の理念志向。2005年あたりから、やっと理系でも「科学コミュニケーション」という学問が東大を中心に開拓されているが、このコミュニケーションをベースにしているのが、武相の25人クラスのシステム。この意義について気づける見識をもった保護者は幸いである。
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