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09年首都圏中学入試[48] はやくも来年の募集戦略の話

☆東京女子学園の入試風景を撮りに立ち寄ったときに、前職のNTSの同僚に会った。帰り道々、情報交換をしたが、やはりどこの学校も来年の厳しさの話題でいっぱいだそうだ。

☆そして、やはり行きつくところは、ビジョンやコンセプトを明快に表現し、それに基づいた教育をしっかりやっていくほかに誠の道はないということらしい。ただし、表現のイノベーションは必要だし、教育のイノベーションも必要であるとも。

☆そんな話をしているときに、今朝の東京女子学園の在校生の笑顔で迎え入れてくれたシーンを思い出した。また、この間かえつ有明の中学と高校の在校生にインタビューしたときのことを思い出した

☆つまり、彼らは、学校の精神や文化を自ら口をついて語れるし、それがどういう教育実践にあらわれているかも説明できる。いっしょに校内を散策しているときに、それぞれの施設やインテリアについても説明してくれる。

☆あれは何年前だっただろうか、慶応普通部の生徒2人が、学校説明会で母校について堂々と語っていたシーンがあった。

☆慶応大学SFCのAO入試には、自分の高校の教育内容についてエッセイをまとめるところがあったのも思い出した。鴎友学園女子でも進路指導の一環として、そのAO入試のドキュメントに書き込むプログラムがたしかあったはずだ。

☆OB・OGばかりでなく、在校生自身が堂々と自分の学校を誇りに思い、どんな教育をやっているのか表現できる学校は、確かにすてきに違いない。在校生が誇らしげに、でも素直に語れる学校こそ、サバイブできる学校ということではないだろうか。久々にそんな話ができた。私学市場はこれからなのだと。いいじゃないか。

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