« 09年首都圏中学入試[49] 麻布の国語 公立教師も必見 | トップページ | 09年首都圏中学入試[51] 2月1日当日、応募件数1000件動く »

09年首都圏中学入試[50] 雙葉の国語 傾向もとに戻る?も詩は消える

☆今年の雙葉は、40分で40問以上(数え方によって変わる)出題される。情報処理能力が要求されるという意味で傾向はもとに戻ったかのよう。

☆しかし、詩の問題は出題されてなかった。詩は連続3年間出題されていないから、そういう流れになったということだろう。

☆ただし、エッセイは、雙葉の受験生といえども難しいかもしれない。どうもここ3年間、哲学的論文が選択されているような気がしてならない。問いかけがなぜ問われたのか問い返すというメタ的な視点が要求されているのだ。

☆つまり、試験作成者が、詩を専門とする先生から、現代思想を専門とする先生中心にシフトしたのかもしれない。かつては詩と科学の共通点がポイントだったが、現在は哲学と科学の共通点がポイントになったとか・・・。

09_3 ☆いずれにしても、時間が勝負だっただろうが、今年は合格者の平均は64点ぐらいと予想する。というのも表を見てもらえばわかるように、思考のプロセスとしては知識と情報の取り出しの段階が多く出題されたからである。思考のレベルも3までが多く、論理的、批判的、創造的にタイトに思考する問題は少なかった。

09_4 ☆詩の問題が出題されなくなったのも、じっくり考える問題がなくなったのも、少しさびしい気がするのは私だけか・・・。

|

« 09年首都圏中学入試[49] 麻布の国語 公立教師も必見 | トップページ | 09年首都圏中学入試[51] 2月1日当日、応募件数1000件動く »

文化・芸術」カテゴリの記事