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09年首都圏中学入試[70] 日能研 vs サピックス④ 寡占はヤバイ?

090206nvss ☆筑駒の合格発表を表に入れて、更新した。日能研とサピックスの合格者の合計をさしあたり出した。誰が見ても2つの塾で寡占状態。サピックスはかなり日能研を追い詰めているが、神奈川のいわゆる女子御三家や他のクオリティスクールにまでには到達できていない。

☆母集団をどこまで増やせるかがサピックスの今後の課題だろうが、たぶん、高偏差値校を独占するという戦略かもしれない。それには少し時間がかかる。

☆たしかに、日能研は、開成、栄光、慶応普通部、筑駒、桜蔭では、溝をあけられた。しかし、麻布はなんとか巻き返しがすぐにできるところまでは守り切っている。

☆15、6年前は、開成25名だった日能研が、ある戦略でここまできたのだから、スタートからやり直せばよいだけ。実はサピックスもそう簡単に受験市場全体の覇権は奪取できないだろう。しかし大事なことは、塾の覇権争いなんかではない。

☆受験市場が学歴主義一色になり、それぞれの塾の文化の多様性が失われることが恐ろしいのである。

☆しかし、これは塾の責任ばかりではなく、塾選びをする保護者のニーズにも課題がある。中学入試のシステムを民間に任せるだけでは、結局資本の論理が最後は動き出す。資本の論理はニーズの環境統治戦略で、あたかも自ら消費者が選んだという雰囲気を作り出す。しかし、それはかなり誘導的・操作的で文化の多様性を喪失させる。

☆そんなのは当たり前ではないか、どうすればよいのか?その回答がわからないのだ。おそらく≪私学の系譜≫を復権する≪私学人≫が私立中高一貫校からいっせいに出動するほか誠の道はないのかもしれない。

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