« 09年首都圏中学入試[80] 魅力尽きぬ「かえつ有明 」 | トップページ | 09年首都圏中学入試[82] 中村中の成功を支える保護者 »

09年首都圏中学入試[81] 鴎友生のノートは必ず美しい

Photo ☆今年の鴎友学園女子の中学入試も成功のうちに幕を閉じたようだ。同学園の人気の秘密はなんだろう。それは「鴎友生のノートは必ず美しい」という学びの構えとその成長の姿にあるのではないか。決してシステマチックに整理されていて美しいということではない。むしろ内的な思考の活動の軌跡と成長の美しさである。

☆鴎友学園女子に入学すると、写真のようなVERITASと刻印された鴎友ノートをもらえる。全部使い切ったら、そのあとは購買部で購入することになる。

☆ある中3の在校生は、「一応学生の本分は勉強するということだから、このノートの山を中学生の私と言っても過言ではないのかもしれない」と語る。とにかく鴎友生のノートは山のように積み上がるそうだ。そしてそれを中1のころから順に見ていくと、書きとめる視点のレベルの成長がわかるという。ただ情報を写している段階から、自発的に授業に参加して自分の頭で考えたことをメモするようになる段階に至るまでの成長の軌跡があるのだと。

Photo_2 ☆さらにこのノートでトレーニングされた思考を、公開する場がある。それが「文集」である。体験的な学習をしたら、そのあとは文集で自分の考えたことを発表する。一年間が終わったら、一年間の中で何を感じたのか、文集で発表する。読書をしたら、調べたら、そして卒業したら・・・とあらゆる場面で「書くという行為」をするのである。

☆体験を通して、リサーチを通して、試行錯誤しながら考えていく膨大な過程を情報圧縮する力が身に付くのである。そしてさらに驚くのは、そうして書いたショートエッセイをさらに短歌で表現しなおす。どこまでも情報圧縮だが、最後はレトリックに置換する。

「鴎友で笑ってはしゃいだ三年間青春時代の落書き帳です」

☆なるほど、鴎友生のノートは必ず美しい。

|

« 09年首都圏中学入試[80] 魅力尽きぬ「かえつ有明 」 | トップページ | 09年首都圏中学入試[82] 中村中の成功を支える保護者 »

文化・芸術」カテゴリの記事