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09年首都圏中学入試[85] 中学受験 大手塾の寡占化進む

090216 ☆今年の中学入試もだいたいおちついてきた。各塾の合格者数もでそろってきたころなので、日能研、サピックス、早稲アカ、市進の4つの大手塾の比較表をつくってみた。初回合格者数に対し4塾の実績合計のシェアをだしてみたが、驚くべき結果ではないか。

☆シェア80%以上の学校を多い順に列挙すると、

フェリス女学院
駒場東邦
早稲田中
開成
慶応普通部
雙葉
桜蔭
栄光
女子学院
筑駒
早稲田実業
渋谷教育幕張
聖光
麻布
海城

☆武蔵も78.3%だから、このグループに入れてよいだろう。すると、東京の男女御三家と神奈川のフェリス、栄光、慶応普通部、千葉の渋谷幕張は、この4塾によって占められていることになる。

☆そしてこの背景では、ナガセ、学研、リクルート、ベネッセ、ウィザス、Z会、河合塾が隠れた影響力を発揮している。受験市場における合格実績は、塾にとって何の意味があるのか。受験生(保護者)にとっては塾選びの指標であり、カリキュラムや教材の付加価値である。

☆しかし、それは一面に過ぎない。資本の論理にとっては、ブランドをささえる価値の一つである。資本にとっては、塾そのものが商品である。

☆受験市場の統廃合とブランドの集中が2009年の動きになるだろう。私立学校は、この動きをどうすることもできない。外部からやってくるリスクだ。このリスクを回避するためには私立学校は独自の私学市場を片方で形成しておく必要があるだろう。

☆リスクは内側からも外側からもやってくる。両側面が直結したとき、そもそも私学文化そのものが危機に直面する。私学市場は受験市場の中で私学文化がサバイブする緩衝地帯なのかもしれない。

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