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09年首都圏中学入試[90] 八雲学園の次の一手

☆今回の中学入試においても八雲学園の生徒獲得戦略は成功した。生徒募集の数は昨年に比べ減りはしたものの、それは合格ラインが難しくなったことが大きな原因。その証拠に手続き者は多く、もしかしたら歩留まり率がたいへん高い可能性がでてきたそうだ。

☆10年前の98・99年の私学危機に耐え抜いた独自の生徒獲得戦略は、他校にも研究され、私学の生徒募集の創意工夫に大きな影響をあたえた。

09 ☆その獲得力はもちろん今も健在。例の生徒獲得パワーシミュレーション表をチェックしてみると、60点満点中60点でパーフェクトである。

☆しかし、これはあくまで藤原さんが校長時代の杉並区立和田中の戦略シミュレーションで、私学はこの枠には収まりきれない。だから八雲学園は、これ以上の教育の充実を行っているのである。

☆生徒獲得の基礎力はパーフェクトで、さらなる応用力・創造力が八雲学園の本領発揮となる。1つは大学進学実績に期待がかかるが、それよりも芸術活動に注目したい。数多くの芸術鑑賞プログラムの仕掛けが、生徒1人ひとりに良き刺激を与えているはずだからだ。

☆デザイナーや演奏者、建築家などクリエイティブ・クラスがたくさん登場するはずである。大学進学実績の次は、社会で活躍するOG八雲人。もちろん、オバマ大統領が就任演説でスピーチした「それらの人々は、著名な人たちというより、しばしば、無名の働く男女で、長い、でこぼこした道を繁栄と自由を目指し、我々を導いてきた人々だ」という本来的な意味での活躍である。

☆有名無名にかかわらず、繁栄と自由のために、困難の中でリーダーになれる人材の輩出。これが八雲学園の古くて新しい次の一手だと思う。

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