09年首都圏中学入試[92] 中村中の次の一手
☆今年も中村中の生徒獲得戦略は成功。そしてその余韻に浸る間もなく、2010年度入試第1回学校説明会(2/21)が開かれた。
☆2月に説明会を開催するようになって、もう4年めであるが、参加者も毎年増えているということだ。教頭梅沢辰也先生によると、
参加者数は40名→80名→120名→300名という具合に毎年増えて来ました。提供する資料は何と言っても入試問題そのものです。これを手に入れることが大きな刺激にもなり、受験生が「もう6年生だ」という気持になってくれるようです。
そして、この第1回に参加してその後受験した今年の受験生の合格率ですが、71%という高い数値をだしています。早い段階で強い意識をもつということが重要なのだなとわかります。
☆今から中村中を第一志望校にしている受験生が多いということでもあろうし、この気概は入学してから、本人も楽しいだろうし、学園のよい雰囲気づくりにもなる。プラスの循環というか相乗効果を生みだす生徒獲得戦略をマネジメントしている梅沢教頭のねらい通りだろう。
☆念のため生徒獲得パワーシミュレーション表をチェックしてみたが、やはり高いスコアがでた。さて次なる一手は何だろう。
☆東大という大学に進まねばならないということはない。ハーバード大学やスタンフォード大学でもよい。しかし、東大は日本の教育文化の一つである。文化の多様性としては、そろそろ東大合格者も継続的に輩出されても構わないだろう。中村の英語力からいえば、東大を受験すれば合格する生徒は結構いると思うのだがどうだろうか。
☆立地としては中村中は清澄庭園に隣接していて、前田藩の大名庭園跡の面影の中に立っている東大本郷に共通する雰囲気を持っているのだから。
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