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09東大合格発表の季節[09]

☆渋谷教育学園渋谷の今年の東大前期合格者数は9人。ここ数年東大合格実績が飛躍的に伸びてきたが、今年はストップがかかった。そういう年もあるだろうが、今年の東大の英語は易しかったと聞き及ぶから、帰国生の活躍が目だたなかったということだろうか。

☆もしもそうであるならば、日本の英語の教育や入試を考え直すよい機会である。英語で議論ができ、英語の新聞が読め、エッセイが書ける程度の力が身につけば、英語教育はそれでよいのではないだろうか。

☆つまり英語は政策知・専門知・公共知・大衆知のうち、公共知ぐらいでよいのではないだろうか。数学や理科、社会などは専門知の入門ぐらいでよいのではないかと思う。

☆そうなると、英語で差がつきにくいから、ほかの教科に対するモチベーションがあがる。今は英語ができれば早稲田・慶応・上智に行ける時代だ。この英語の力というのは、どちらかというと留学生活知である。実践的でよいのだが、これは格差社会のストレートな反映であると考えられなくもない。

☆シンプルに考える力・表現力・コミュニケーション力とは何か、そしてそれをテストできるコンセプトの見直しが、受験市場を公共的教育市場=私学市場にシフトすることになると思う。

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